2022.12.20 ページ32
阿吽の位置に置いてある狐達は、妖しげな雰囲気を漂いながら私達を歓迎する。
本社の奥から凄まじい光が輝いた。
それは太陽を象徴とする鏡が、向こう側に繋ぐゲートなのだ。
小さな鏡でどうやって入るのかは、知らない…。
tr「…俺思い出した。小さい頃、此処で遊んでいたのを。」
子供はまだ純粋だった時のこと、神様は悪戯好きで特別に魔法をかけたと言うべきだろうか。
そんなお伽話のような、夢か現実か。
そうこうしているうちに、光がより強くなって私たちを包み込む。
眩しくて目を強く閉じると頭痛が響き、新たな記憶が映像化された。
木々が私を受け止めたある森の中。
あの日の悪天候で、木々が所々傷付いていた。
その痛々しさはまるで、私の傷と同じように表現している。
黒い塊のような人間の形をしたものが墜ちていた。
翼を奪われた妖精が、鴉を救った物語のような背景だ。
そうか、私は違うのか…。
それじゃあ私の体、貴方にあげる。
「…そろそろ行くよ。」
心配していた影は私を待って、大きく黒い異空を切り刻んでいた。
すると、その中にはかつて、私を産んだ父が扱っていたパソコンが置いてあった。
パソコンを起動した途端、私は影にある願いを告げる。
貴方は神様だから、優しくしないでいい。
悪役を演じてもいい。何してもいいから、一緒に終わらせようね。
こうして影は、みるみるうちに人型となって、狂気な笑みに変わり、ﾆｬﾙと名付けられた。
ユウが覚めたと同時に、記録を付ける。
ユウがこの世界をゲームの世界だと思わせるように、戦闘においての記録をつけていました。
しかし、あの体では私が元軍人であったせいで、
現実世界で身につけなかった彼女を、何者にも恐れず、
立ち向かう勇気を身につけてしまいました。
よって、乙女ゲーム性能の計画は、あのような戦闘の記録をつけないことにしたのです。
失敗したのですから。
記録、完了。
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ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - 凄く考えさせられつつ元気と笑いをくれる物語です。もう完結してから時間が経っているけどまたまた見に来ました。特に†聖騎士紅桜†のネタがとても好きです！！辛くてもこの作品を見ると元気と笑いが出ます！！ありがとうございます！！ (1月6日 6時) (
レス) @page45 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - すごく考えさせられる物語でした。僕も、色々なことが起きてたけど頑張ろう！と思える作品でしたこの話にあえて良かったです。ありがとうございましたm(_ _)m (10月18日 15時) (レス) @page45 id: f95f0b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み〜と | 作成日時：2022年12月3日 22時
