2022.06.ZZ ページ28
どうにかして欲しいぐらいに相手を説得したのですが、明日が本番だというのに戦地に行かせて貰えない。
A「私が無能だからですか？」
gr「そんなもん一言も言ってへんやろ…。なぁ、妹よ。
お前はあの時から随分変わり過ぎた。」
変わった…？私が変わったのは、人は必ずある権利を持っているじゃないか。
人に愛されるモノ、名前だ。
他の皆は持っていて、私にも名前があるのに！
A「……貴方は一度も私の名前を呼ばなかった。
私をいつも妹扱いする癖には、一度も名前を呼んでくれなかった！！ねぇ、どうして？どうして私を家族にしたの…？どうして私に名前を与えてくれなかったの！？」
gr「それは…。」
A「愛してたのにっ！！」
gr「………。」
あぁ…だから、愛なんて存在しない。
愛は人を脅かし、真実なんてない。
愛は人を狂う。
お願い…一度でもいいから愛してるって言って？
……………。
A「…ﾌﾌﾌｯ。」
gr「…何が可笑しいんや、妹よ。」
まだ…。まだ、私を妹と呼ぶのですね。
愚かな人だ。
ズカズカと私は総統の机を前に、総統のネクタイを引っ張った。
gr「〜〜!!?な、お前…何し…！！？」
叶わなかった夢を今ここで、初恋だった人との接吻を交わした。ほんの一瞬だったけど、もう充分。
あぁ、なんて幸せなのだろうか。
罪を犯した悪女に奪われるなんて、なんてドラマチックな話だろうねぇ？
さぁ、此処からがもっと…もっと悪女らしく演技をするんだ。
A「お兄ちゃん！私、wrwrd国のために、家族のために戦争に行ってくる！だから、お兄ちゃんはAを応援してくれるよね？」
ｸﾞﾙ?「あ、ああ…。俺はAを信じて…期待してる、ぞ。」
引っ張ったネクタイを手から離して、椅子に倒れ込むかのように凭れた総統は、酷く困惑していた。
そして私は何事も無かったかのように平然とする。
A「有難うございます。相当閣下。」
gr「ま、待て…！お前、今…。」
私は彼の声を無視して、総統室から去った。
後から追いかける様子はない。これでa国との戦争に行ける。そして、あの場こそが…。
A「ﾌﾌﾌｯ!」
私の墓だ！！！
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ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - 凄く考えさせられつつ元気と笑いをくれる物語です。もう完結してから時間が経っているけどまたまた見に来ました。特に†聖騎士紅桜†のネタがとても好きです！！辛くてもこの作品を見ると元気と笑いが出ます！！ありがとうございます！！ (1月6日 6時) (
レス) @page45 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - すごく考えさせられる物語でした。僕も、色々なことが起きてたけど頑張ろう！と思える作品でしたこの話にあえて良かったです。ありがとうございましたm(_ _)m (10月18日 15時) (レス) @page45 id: f95f0b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み〜と | 作成日時：2022年12月3日 22時
