仏桑花の市場 ページ8
秘密の路地裏から出た私たちは、
クロノアさんと解散して、しにがみくんと合流した。
さて、次のお目当てはここの港町にある市場へ移動した。
si「初めての場所に訪れた際には、掲示板を見るようにしています。
ほら、ここにあるマップがwrwrd国です。」
すごい…広い。もちろん、wrwrd国といえばあの国をモデルとしているもんね。
ぐるなんちゃらさんが総統だから。←
si「なにかあった時に、この地図を持っていってください。」
とマップを渡された。地図がなかったらおしまいだった。まさに、RPGあるある。
ユウ「ありがとう、しにがみくん。」
si「ここは、まだまだお店が沢山ありますから、
観にいきましょうか。」
市場をぐるっと周るように探索する私たちは、
一人の人物に見られたのを知らないで。
???「A…やんな?」
酒場に喫茶店、花屋に宿屋、小さな教会など。いかにもファンタジー要素が溢れるお店が一杯だ。
ハイビスカスが並ぶ市場が華やかに感じる。本当にここは、自然豊かに溢れる素敵な場所だ!
「おねぇちゃんたち、こんにちは!
旅のお土産にいかがですか。」
可愛らしい小さな女の子からハイビスカスをプレゼントされた。
ユウ「わぁ、いいの?ありがとう。」
si「僕、男…。」
ユウ「アハハ…。」
si「笑いごとじゃありませんよ!」
ユウ「でも本当は?」
si「女の子からプレゼントされてめっちゃ嬉しいです。」
と本音がダダ漏れなのは知ってた。するとしにがみくんが私の耳元にハイビスカスを飾られた。
si「ユウさんとても似合いますよ。」
ユウ「あ、ありがとう…。」
正直に照れてしまう。というか惚れてまうやろ。
そういえば、男だった。←失礼
賑やかな雰囲気の中、キャーッ!!と女性の悲鳴が響いて、
緊張に変わっていった。
si「ユウさん、あれ!」
ユウ「あれは…。」
私たちが目にしたのは、強盗だ。しかも、人質がいる。
なんて卑怯なことを!
「今すぐ金を渡せ!
さもないとこの女の命が無いと思え!!」
si「穏やかじゃないですね。
ユウさん、準備はいいですか?」
ユウ「オーケーです。行きましょう、しにがみくん!」
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作者名:み〜と | 作成日時:2022年6月13日 16時