6話 ページ8
そこからはお互いに集中していたため、静かな時間が流れた。何枚かあった渡された書類も順調に進み、1時間程で全部完成した。自分でもザッと見直しして、確認の為にトントンさんの元に渡しに行くと、トントンさんは驚いた顔をした。さっきから、トントンさん驚いてばっかりな気がする。
tn「もう、終わったんか？」
「まぁ、ちょっとしか無かったので。」
はぇ〜と言いながらトントンさんは書類を確認する。そして、ポツリと言った。
tn「ぐう有能。」
え？なんか分からないけど褒められたっぽい？トントンさんを見ると、トントンさんも僕を見ていて、初めて会った時に僕の首に剣の刃を向けていたとは思えないくらい柔らかい顔をしていた。なるほど、使えるやつには優しい感じか。
tn「いやぁ〜助かりましたわ！ほんまありがとうな。仕事は早いのに、ミスはない。アイツらにも見習って欲しいもんですねぇ。」
「アイツら？」
tn「さっき、集まってたやろ？そんときに居たヤツら。特に金髪とニット帽のやつと青い髪のやつな。」
金髪！おい、総統じゃないかよ！！仕事してないのかよ！！それでよく、僕のことを勧誘できたなぁ！
tn「あぁ、そう言えば金髪って二人いたわ。まあどっちもやらないから変わらんか。」
「二人…？」
tn「おん。うちの総統と狂犬。」
「そんな奴が一人じゃなくて、沢山いるんですね……。お疲れ様です。」
tn「ありがとうな。」
初めて会った時は冷たそうな人だと思ったけれど、実際は苦労人のようだ。それに話してみて分かったけど、多分この人"基本的には"優しいんだろうな。
まだ、夜は明けなそう。
「トントンさん、もう少し書類を貰えませんか？」
tn「いや、さすがにこれ以上やらせるのは気が引けるんで…。」
「トントンさんだって酷い隈あるのにこんな遅くまでやってるじゃないですか。」
tn「そりゃ、俺はここの幹部だから。」
「僕だって酷い隈してる人が仕事してるのに手伝わないほど酷いやつじゃないんで。」
ちょっと強めに押すと、しぶしぶといった感じで書類をくれた。
その後は、夜があけるまで、二人でちょこちょこ会話をしながら書類を進めた。
やっぱりトントンさんはいい人かもしれない。
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わんぱん - 待って好きだ…ご馳走様でした(^o^) (2020年8月16日 18時) (
レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
ロード(プロフ) - 因幡さん» 早めに知ることで、夢主ちゃんにとって"特別な人"感を出したくて教えちゃいました…！面白くなるように頑張るので、これからもよろしくお願いします！ (2020年6月28日 9時) (レス) id: b24e049306 (このIDを非表示/違反報告)
因幡(プロフ) - …snさん…なんでそこで教えちゃうんですかぁ〜もうちょっと後のほうが面白いのになぁ〜 (2020年6月28日 1時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
ロード(プロフ) - 零斗さん» 更新しながら、面白くなっているか不安だったのでそう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます。グルッペンさんですね！他にいらっしゃらなかったらグルッペンさんで進めていこうと思います。 (2020年6月18日 21時) (レス) id: b24e049306 (このIDを非表示/違反報告)
零斗 - 最近見始めたのですが、とても面白かったです！落ちはグルッペンがいいです。よろしくお願いします。これからも更新頑張って下さい！ (2020年6月18日 19時) (レス) id: 300461bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロード | 作成日時：2020年6月5日 23時
