20話 ページ22
そして模擬戦が始まった。僕の相手はゾムだ。シャオさんが僕と戦いたくて呼んだのに、シャオさんの相手をしなくていいのだろうか。 まぁ、シャオさんもコネシマさんとの戦いに夢中だし大丈夫かな。
新入りの僕と、3人の幹部が模擬戦をやるということで一般兵がゾロゾロと見学にやってきた。入ってすぐに幹部になったということで僕はちょっとした有名人らしい。どんな奴なのか皆気になるみたいだ。だけど、どうやら僕は期待はずれだったみたいで一般兵からの陰口が聞こえてくる。
mb「あいつが噂の新しい幹部か？」
mb「おい、一応幹部なんだからあいつ呼ばわりするのはやめとけ。」
mb「いやでも、あんな細くて弱そうなんだぜ？俺でも勝てそうだわ。」
mb「きっと、ゾム様にボコボコにされて終わりだな。総統閣下もなんであんな奴を幹部にしたんだろうな。」
mb「気の迷いだろう。」
舐められたもんだ。そもそもその発言は君たちが忠誠を誓った方をバカにしてるも同然だぞ？最初から手を抜くつもりはなかったけど、余計に火がついてしまった。僕が舐められるのも男装してる意味が無くなるから嫌だけど、それ以上に総統のことを馬鹿にされるのが凄く凄く気に食わない。
これでも、僕は幹部だ。舐めてんとちゃうぞ。
zm「A！隙だらけなのはいつもなんやなぁ！」
軽く煽りながらゾムさんは僕に突っ込んできた。僕がずっと突っ立っていたからだろう。ゾムが使っているのはナイフ。小さめの物だから、大きい武器より殺傷能力が低いことは確かだ。どちらかと言うと身軽さを重視にしたんだろう。ゾムはすごく速かった。でも、止められないわけじゃない。
「残念でした。隙があるように見えるかもしれないけど、戦いの場で気を抜くほど馬鹿じゃないんで。」
盾でナイフを受け止めてゾムごと吹き飛ばした。この盾は僕の自慢の"武器"なんだ。
コネシマさんとシャオさんから、そして一般兵の驚いた視線を感じた。
kn「おまっ、ゾムを吹き飛ばしたんか？」
sha「やっぱり強いんやな！！流石やわ！」
zm「ほっそい腕のどこにそんな力があるんや…。A、面白いなぁ！」
皆を驚かせることが出来て、凄くスッとした。だけどここで油断はしない。ゾムは多分この場では1番強い。一度僕に吹き飛ばされたぐらいじゃ何ともないだろう。
もう一度、ゾムが飛んでくる。今度は後ろから。
僕は盾を構え直した。
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わんぱん - 待って好きだ…ご馳走様でした(^o^) (2020年8月16日 18時) (
レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
ロード(プロフ) - 因幡さん» 早めに知ることで、夢主ちゃんにとって"特別な人"感を出したくて教えちゃいました…！面白くなるように頑張るので、これからもよろしくお願いします！ (2020年6月28日 9時) (レス) id: b24e049306 (このIDを非表示/違反報告)
因幡(プロフ) - …snさん…なんでそこで教えちゃうんですかぁ〜もうちょっと後のほうが面白いのになぁ〜 (2020年6月28日 1時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
ロード(プロフ) - 零斗さん» 更新しながら、面白くなっているか不安だったのでそう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます。グルッペンさんですね！他にいらっしゃらなかったらグルッペンさんで進めていこうと思います。 (2020年6月18日 21時) (レス) id: b24e049306 (このIDを非表示/違反報告)
零斗 - 最近見始めたのですが、とても面白かったです！落ちはグルッペンがいいです。よろしくお願いします。これからも更新頑張って下さい！ (2020年6月18日 19時) (レス) id: 300461bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロード | 作成日時：2020年6月5日 23時
