12話 ページ14
食べようとすると、ひとらんさんが声をかけてきた。
ht「もしかして、A君って東の国出身？」
「はい、そうですが。どうしてですか？」
os「食べる前に"いただきます"って言うのは東の国だけなんよ。感謝をするのはすごくいい文化だから俺達も真似してるんだ。これから君にも教えようとしてたから、既に知ってて驚いためう。」
kn「確かにAはひとらんと同じ髪色だしな！！」
コネシマさんは納得したようにうんうんと頷いていた。そして、みんなはバラバラとご飯を食べ始めている。僕も気を取り直して食べ始めた。
……美味しい。なんだこれは美味しいぞ！！
サラダは、どの野菜も新鮮だった。レタスはシャキシャキ、トマトはとっても甘くてキュウリもみずみずしい。
オムレツはふわふわで中に入っていたチーズはとろっと濃厚だ。
スープもいい野菜を使っているのだろう、とても優しい味がした。
夢中になって食べ進めた。
あっという間に皿は空になり、ふと我に返る。無我夢中で食べ進めてしまった。マナーとか大丈夫だっただろうか。なんだか恥ずかしくなっていると、ひとらんさんが遠慮がちに、でも少し期待を込めた目で僕に話しかけてきた。
ht「あの、今のご飯美味しかった？」
「はい！！僕、こんな美味しい食事とったことないです！料理をした人の腕も勿論いいんでしょうけど、こんなに美味しいのは素材がいいおかげです！！今まで食事って栄養を摂るためだけのものと思ってたんですけど、美味しい食事はこんなに楽しいんですね！！」
すごく美味しかったから、かなり興奮気味に喋ってしまった。だけど、許して欲しい。ほんとにこんなに美味しい食事はとったことがないんだ。
かなり僕の勢いが強かったんだろう。コネシマさんがゲラゲラ笑っている。総統さんは、そんな顔が出来たのかと満足そうに頷いている。他の人も心做しか、警戒心がだいぶ薄まっていて空気が軽くなった。
そして質問をしてきたひとらんさんは嬉しそうにはにかんでいた。
ht「良かった。実はこの料理に使われている物は俺が作ったものなんだ。すごく美味しそうに食べてくれて嬉しいよ。ありがとう。」
なんと！！この野菜はひとらんが作ったものだったのか！そういえばさっき、畑の世話をしているって言ってたな。やっぱりお邪魔させてもらおう！
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わんぱん - 待って好きだ…ご馳走様でした(^o^) (2020年8月16日 18時) (
レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
ロード(プロフ) - 因幡さん» 早めに知ることで、夢主ちゃんにとって"特別な人"感を出したくて教えちゃいました…！面白くなるように頑張るので、これからもよろしくお願いします！ (2020年6月28日 9時) (レス) id: b24e049306 (このIDを非表示/違反報告)
因幡(プロフ) - …snさん…なんでそこで教えちゃうんですかぁ〜もうちょっと後のほうが面白いのになぁ〜 (2020年6月28日 1時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
ロード(プロフ) - 零斗さん» 更新しながら、面白くなっているか不安だったのでそう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます。グルッペンさんですね！他にいらっしゃらなかったらグルッペンさんで進めていこうと思います。 (2020年6月18日 21時) (レス) id: b24e049306 (このIDを非表示/違反報告)
零斗 - 最近見始めたのですが、とても面白かったです！落ちはグルッペンがいいです。よろしくお願いします。これからも更新頑張って下さい！ (2020年6月18日 19時) (レス) id: 300461bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロード | 作成日時：2020年6月5日 23時
