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第9話「シガン」 ページ10

(神山目線)


そして


ついにやって来た



特攻隊への志願の時が。


置いてきた手紙。


瑠璃は、見つけたんかな。


いくらなんでも、分かりにくかったやろか………



あれには、生きて帰るという意味のことを書いたから



帰りたいのに


面倒なことになってしまった




これは



動くしかない、



最悪の事態




平『どないする?動く?』


神『やって、動かなあかんやろ。』


平『裏切りとかは無しやからな。』


神『解っとる。そっちもな』



平野と二人で、覚悟を決めた。


嫌やけど、しゃあないねん。







そして、その時は来た。



僕達以外も、みんな前へ一歩出た。

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作者名:重瀧智星@ゆめちせ♪ | 作成日時:2015年7月20日 21時

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