俺足高校のプリンスたち

４話 ページ4

教室の扉を開くと





｢キャー！｣



｢おぉー！｣



という女子と男子の歓声が起きていた



私は気になって人が集まってるところに行くと




1人の男子生徒がダンスをしていた




その間にバク宙する場面もあって



その度にみんなが、｢すごーい！｣｢かっこいいー！｣などとその男子生徒をダンスを見ていた




確かにすごいけど





ふつう教室でやるかなぁ




なんて思いながら私もその男子生徒を見ていた









先生｢ほらー、席つけ…ってお前、何やってるんだ！｣





突然教室から入ってきた先生が男子生徒に怒鳴り散らした




｢あっ、すみません。どうしてもダンスを踊りたかったので。みんな俺のダンスを見てくれてありがとう｣




男子生徒がそう言うとみんなは拍手をし始めた




先生｢早く、机を戻して席につきなさい！｣




ダンスを披露していたため、机は後ろに置かれたまま




クラスみんなで机を元に戻して、自分の席に座った





先生｢えー、じゃあ…｣




担任の先生が今日の日程の話をし始めたその時、




｢ねぇ、ねぇってば｣



隣から小声で私を呼ぶ声が聞こえてきた



私はその声の方に顔を向けた



話しかけてきたのはさっきダンスをしていた男子生徒




｢君、名前何ていうの？｣



彼はまた小声で私に話しかける



『七瀬Aです』



私も小声で答えた



｢Aちゃんか〜、かわいい名前だね！俺は千賀健永よろしくね｣



千賀くんはそう言って笑顔を向けてきた



『よろしく』



私も笑顔で答えた





なんか千賀くんって





何かに似てる気が…




気のせいかな

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