俺足高校のプリンスたち

１６話 ページ16

翌日



健永｢Aちゃん、おはよう！｣



『おはよう』



教室に入り席に着くと、隣の席の千賀くんがあいさつをしてくれた




『千賀くん、昨日はいろいろありがとう

お店教えてくれたり、入学祝いの誘ってくれたり

すごく楽しかった』



健永｢どういたしまして

俺もすごく楽しかった｣



『良かった

ねぇ、千賀くんに聞きたいことがあるんだけど』









『千賀くんってオネェなの？』



わたしは千賀くんに耳打ちをした




健永｢な、なんで！？｣



『だって千賀くん化粧品のお店知ってたからそうなのかなって』



健永｢なるほどね

まぁ、よく間違えられるけど決して違うからね

俺はただ美容に凝ってるだけだから｣



『うん、ごめん』



健永｢ううん、Aちゃんは悪くないよ

前によく二階堂とかに何回か言われたことあるからもう慣れてる

だからそこまで気にしなくていいよ｣



千賀くんはそう言って微笑んだ




私はその言葉にうんと頷いた

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