【wrwrd!】突然ですが結婚宣言されました【zm】

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zm side







視界がゆっくりと開かれ始める

光眩しいなぁ……

遠慮がちに開けた目で辺りを見渡すと、そこは城の医務室であることを確認できた


……あれ、Aはどうなったん？


体を起こしたいけど枷がつけられたように重くて全く体が動かない


申し訳程度にピクリと動いた手

の指に艶のある細い纏まりが当たる
何やろ、視界をそこに向けると


zm「A、」


ベッドに上半身を預ける形で床に座り込み、スヤスヤと眠るAがいた


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

しばらくして少し体が動くようになった


上半身を起こして、Aの頭を撫でていた
すると、ピクッと動くAの体、


『…ん、私寝てた…？』


zm「それはもうグッスリと」


『あ、そっか……』


寝起きのAも声が掠れてて可愛いなぁ…


『ゾム、起きたの？』


zm「ちょっと前な」


そう言って微笑んでみせた

少しボーッとしたん顔で俺の心臓辺りに手を置くA、なんや積極的やな…

zm「どーしたんA」


『…生きてる、』


zm「そりゃ生きてるよ」


『う、っえ………』


zm「え、ちょ、何で急に泣くん！？」

少し焦っていたら、次は急に上半身に抱きつかれる。え、何なん、マジで積極的やん


『だって…ゾム、死んじゃうかと思って、う、えぇえっ…！』


子供のように泣き噦るA

『もう、信じられる人が死んじゃうのは、こりごりなの…っ、』


信じられる人


Aの中では亡くしてはならない大切な人のことだろうか、


泣き続けるAわ抱きしめ返す


zm「ごめん、心配かけて」


『ひ、っく……お、願い…死なないで…っ』


zm「うん、わかった」


抱き締める力を強めた



Aとの約束、


zm「絶対死なんから」


破るわけにはいかない






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