【銀魂】春雨第七師団にいたのは、白夜叉の幼なじみ！？３ (ページ46)

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１４０　美雪の過去ページ46

～Aside～
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美「あの、Aさん。この方って、Aさんのお父さんですか？」

　一枚の写真を持って不思議そうに美雪が聞いてくる。

「そうだよ」と返すと、今度は私の隣に写った男の子を指差し「じゃあ、この人は」と聞かれる。

　聞かれるよねと思いながら言いずらそうに答える。

貴「えっと、あ、兄だよ、兄。」

美「えっ！？兄妹いたいんですか！」

　やっぱり、予想通りの反応が返ってきた。それは、阿伏兎からも。これまで話には口を挟まず、仕事をしていた阿伏兎からも驚きの表情も見て取れる。

貴「いるよ。今どこにいるかは知らないけどね」

美「意外ですね。お兄さんがいたなんて。」

　「そう？」なんて笑いながらかえしているけど、心中早くこの話を終わらせたい

アイツの居場所なんてとっくに知ってるけどね。
めんどくさいことになるから言わなかっただけなんだ。
変な詮索をされるのは嫌だからね。

貴「ねえ、この写真の人は？」

　話を逸らすために美雪を一緒に写っている人物を誰か質問する。

美「この人は、私の幼なじみの雪斗(ゆきと)です。星が滅びてから、私達二人は一緒の天人の船に乗せられていたんですけど。」

貴「天人の船に！？」

美雪ってどんな過去持ってるの！Σ(・□・；)

美「はい、言わゆる奴隷船です。そこでたまたま出会った前の団長さんが私をそこから買って下さったんです。雪斗は、奴隷船に残ったんです。」

何、奴隷船って！？そんなところにいたの！

美「今は、江戸で暮らしているそうです。当時優しくしてくれた奴隷船の船員さんが、私が春雨に入った後、手紙をくれたんです。それに今は奴隷船海では無くなったって」

貴「そっか、今度江戸に行ったら探してみようか」

美「え！？無理ですよ。江戸は広いし、簡単には見つかりませんよ」

貴「探すだけでもしてみなきゃ分からないでしょ？だからね？」

美「うっ、Aさん－。ありがとうございます。」

　涙目の美雪が私に抱き着いてきた。そんな美雪の頭を優しくなでる。

貴「ホラ、江戸に行った時自由行動するために、仕事頑張らなきゃ」

　そう言うと、「はい！頑張ります！」と笑顔で答える

　そうして、私達は仕事に取り掛かる。

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雪斗の紹介は後ほど。

　