132 良かった、良かった【神威生誕祭】2 ページ38
〜Aside〜
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貴「ふうーできた」
美「凄いです!」
貴「まあ、まだ完成じゃないけど。固めなきゃいけないけどね。で、神威の様子はどうだった?」
入ってすぐ、出ていくのは不自然なので少し仕事をしてきたらしい。
美「自分の席で寝てましたよ」
貴「うん、いつも通りだね」
「そうですね」と返ってくる
貴「まあいいや、これ冷蔵庫に入れて仕事に戻ろ」
美「あ、阿伏兎さんが今日は休暇にしておいたって。」
貴「お、やったー!でも後から仕事が増えるだけだから。その休暇いらないや。お昼になったら、切り分ければいいからその時だけこっそり抜ければいい。」
ほら、戻ろ!と声をかけ、美雪を一緒にキッチンを出る
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夕方
もう準備は満タン!
お昼に生キャラメルは切り分けてあるし、お皿に移してまた冷蔵庫で冷やしてある。
美「いつ、渡します?」
夕飯を食べてると、美雪が自分の分の食事を持って、私の隣に座る
貴「神威が食堂に来たら。」
数分後・・
美「Aさん、来ましたよ」
「そうだね」と言葉を返して、「渡そっか」と問うと、「はい!」と声がかえってくる。食器を持って立ち上がる。その後に美雪も続く。食器を返し、冷蔵庫から山盛りの生キャラメルを取り出し、それを持って神威の元に向かう。
貴「はい、どうぞ。」
そう言って、渡す。
貴「誕生日、おめでとう。神威」
美「おめでとうございます!団長。」
周りからの視線が集まっている。
神威は、渡されたものを素直に受け取る。
威「これは?」
貴「生キャラメルだよ。食べてみてよ。久しぶりに作ったから味は保証しないから」
威「味の保証はしてヨ」
貴「いいから、食べてみて」
いや、良くないでしょと呟く声が耳に入って来たけど、無視。1つ手に取って、口に含む
貴「どう?」
威「美味しい」
貴「良かった、良かった。じゃあ、たっぷり美味しい美味しい生キャラメルを堪能してねー」
そう言葉を残して、食堂を後にした。
美「良かったですね。美味しいって言ってもらえて」
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夜
良かった、良かった。
なんとか、間に合って。
レシピが曖昧だったから少し心配だったんだよね。
そんなことを考えながら、眠りについた。
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坂本愛菜(プロフ) - 消さないでください!この小説が楽しみでいつも待ってるんです!いつも占ツクに来てるんです!この小説が好きになったからお気に入りにしたんです!だから消さないでください! (2018年6月8日 22時) (レス) id: ea0408c66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夜 x他1人 | 作成日時:2018年3月27日 22時