降谷零 中編小説＊2

結愛シリーズ【嫉妬】＊上※なんでも大丈夫な方のみ見てください※ ページ27

安室心結こと
降谷結愛です！



突然ですが



コナンくんとお父さんは仲良しです





この間は事件を一緒に解いていて
コナンくんの目線に合わせてしゃがむお父さんを蘭お姉さんの後ろで見てました

私も混ざろうとしたけど二人に止められてしまいました

そんなことが何度も続いて流石にイライラします





今日学校帰りにたまたま通りがかったポアロでお父さんがコナンくんにレモンパイをあげているのを窓越しに目撃しました




『お父さんのバカー！！』

「え、ちょ、」

『大っ嫌い！！』



ポアロのドアを思いっきり開けて叫んで走り出します
後ろを少し振り返ってみると二人は同じ顔で驚いてました





私とお父さんよりも



コナンくんとお父さんのほうが仲良しな気がします









零さんがコナンくんに支えられて帰ってきた

零さんは今にも倒れそうでコナンくんから事情を聞けば大したことはなかった



「結愛が……」

『零さん、落ち着いて……コナンくん送ってくれてありがと』

「き、きら…ぐす」

「…………本当にこの人大丈夫なの？」

『ちょっとショックだっただけよ。そのうち仲直りするから心配しないで』



二人を部屋にあげぐずりだした零さんを放置して、コナンくんをソファーに座らせてオレンジジュースを渡す。

零さんは結愛の部屋の前で土下座して扉に向かって喋り続けている



コナンくんの隣に腰を下ろしてため息をつく



『今回は長そうね』

「…………え、毎回こうなの？」



『日常茶飯事よ』と答えるとコナンくんは呆れた顔をして私立探偵・公安警察・黒の組織の幹部のトリプルフェイスを使いこなす零さんを見る





「結愛はどうして怒ってるの？」

『ヤキモチ。コナンくんと零さんが仲良しすぎて私の入れる隙がないって、私も男の子だったら一緒に事件解いて走り回れるのにって』



「俺が原因じゃん」そう呟くコナンくんにフォローする『たまには喧嘩も大事なのよ』と

いつもラブラブな父娘にも喧嘩はある程度必要だと伝える



『毎回零さんは大袈裟なの。仲直りするまであそこから動かないし、仕事よりも結愛を取るのよ。どうにか出来ないかしら？』

「…………(人1)さんが間に入ったら？」

『それね……巻き込まれて終わりなの』



私が間に入れば





「どっちの味方なの？」





と、子犬のように大きなタレ目を潤ませ上目遣いで聞いてくる二人

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