結愛シリーズ【ポアロ】＊下 ページ16
「却下だ」
ゼロの兄ちゃん…… 降谷さんは険しい顔をして机に手を突き立ち上がる
彼の部下であるの男達も深刻な顔をしている
朝5時から警察庁の会議室で、降谷さんを含めた10人の公安警察の男達が会議を開いている
早朝に結愛からの電話で起こされ外に停まっているRX-7に乗り込むと連れてこられた
そんな中で結愛は俺が貸した推理小説に夢中になっている
小学生1年生が読むものではないが結愛は面白そうに序盤の序盤で『犯人ってこの人だよ』と言いながら、読めない漢字や意味が分からない言葉は俺に聞いての繰り返し。
『やっぱりこの人だったよ！』と目を輝かせながら隣に座る俺の肩を揺らす。眠い。視線が痛い。
「ねぇそんなに大袈裟に考えなくても大丈夫だと思うよ？」
「コナンくんは結愛が心配じゃないのかい？」
いやいや、心配することじゃないから！
「降谷さん落ち着いてください！一人で留守番なんてさせません！ここで俺達が見てますから！」
「こんな男が大勢いるむさ苦しいところに置いていけるわけがないだろ！？」
「風見さんまで！？」
真面目な風見さんですら結愛のことで熱くなっていて
(人1)さんは公安の仕事(局長に頼まれた仕事)で夕方まで戻ってこないらしい
それまで結愛をどこに預けるか、『一人でお留守番できるよ？』という結愛の言葉は流され開かれた会議
会議室にピアノの音が響く。
結愛が『あ、お母さんからだ』と言うと一斉にこっちを見る公安警察の皆さん。怖い
『お母さん！え？話し合いはね…………大丈夫だよ！うん！えーと、ポアロで看板娘することになったよ！……大丈夫！お父さんも夕方までポアロでアルバイトだし、風見さん達も一時間おきに様子見に来ることになったから！あ、コナンくんも一緒にするって！』
皆が目を見開いて唖然とする。
勝手に話を進めていく結愛を誰も止めない。
それどころか、コロコロ変わる表情を見て頬を染める男達。
『こほん！そうゆーことになりましたので、会議は終了します！解散！』
この場を仕切る結愛は堂々としている
小学生1年生に主導権を握られている公安警察は大丈夫だろうか……
『私が接客しますので会いに来て下さい！』
照れた顔でそういう結愛はすごく可愛い
回りを見渡すと深刻な空気は消えていて、頬を染め花を飛ばしている男達
「可愛すぎる」
降谷さんは口許を手で覆い呟く
将来がとても心配だ
【デートは強引に】＊1※相手はベルモットです※→←結愛シリーズ【ポアロ】＊上
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憂(プロフ) - 無銘さん» ご指摘ありがとうございます。訂正致しました。 (2017年11月30日 13時) (
レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
無銘 - 公安ホームズについてですが、志保が夢主より年下の場合、その旦那に当たる赤井は夢主の弟にあたります。つまり、降谷からしても赤井は弟になるので、兄と言う表現は間違ってますよー (2017年10月13日 23時) (レス) id: 9e2dbad905 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - りんさん» りんさんいつもありがとうございます！ (2017年8月17日 15時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続き楽しみにしてますやっぱり話が面白い!! (2017年8月17日 15時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - 零音さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2017年7月30日 5時) (レス) id: d461347606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憂 | 作成日時：2017年7月11日 23時
