解放marriage-3 ページ6
「…なに企んでやがる」
「ええっ！？」
少しばかりAから距離を取ったレオナは怪訝な顔でそう言いながら、ラギーに自身の後ろへ隠れろとジェスチャーする
自分よりも弱いものを守ろうとするその姿勢にラギーがちょっと惚れかけたのはナイショだ
レオナに疑いの目を向けられたAはというと…
「エッエーット、イヤベツニ…ナニモ…」
あからさまに目を泳がせていた
「お前嘘つくの下手くそか」
警戒していたレオナもその様子に思わず肩の力が抜ける
「別に…レオナたゃの頬袋mgmgしたいとか思ってないし……！」
「ほう…なるほどな」
「別に、別に！どさくさに紛れてレオナたゃの雄っぱいお触りしちゃおうとか思ってないし！！！！」
「おっ……ぱ…？？？？」
Aのぶっ飛んだ変態発言についていけなかったレオナは頭の上に大量のハテナを浮かべた
コイツ、何言ってるんだろう…と本気で思っているキョトン顔だ
「ハッ！違うの、私はただレオナたゃと一緒にお昼を食べたいだけで！！」
「そうか」
レオナは かんがえるのを やめた ▼
第一回レオナたゃと昼食バトルはレオナ・キングスカラー(の思考回路)の棄権によりAの不戦勝となった…
「そういえば、その弁当はA先輩の手作りなんすか？」
「うん、そうだよ！どうかした？」
ほ〜〜とラギーがAのお弁当を覗き込む
「器用なモンっすね！このゆで卵のヒヨコなんかどうやってんすか？」
「これはね、ゆで卵に包丁を…」
さわさわと頭上にある背の高い木が揺れる
高い木のおかげでちょっとした木陰になるこの場所はレオナのお気に入りで、常に彼の特等席だ
「レオナたゃ！ちゃんとお野菜も食べなきゃ大きくなれないよ！」
「ブフッ…いや、いやいや、これ以上大きくなってどうすんすかレオナさん！」
「うるせえ…」
コイツら追い出してやろうか？そう考え始めた時、ずい！とレオナの口元に何かが差し出された
「なんだ、それ」
「私お手製ピクルス！騙されたと思って食べてみてよ！！」
レオナはAに、おねが〜い♡とふざけながら差し出されたピクルスをしばらく見つめると…
ぱく
「れ、レオナさんがすぐに野菜を食べた！？」
もぎゅ…もぐ…
「フッ…悪かねえ」
ペロリと口を舐めるレオナにAは満面の笑みでピースサインを出した
「レオナたゃの"おいしい"ゲットだぜ！」
美味しいとは言ってねえ…レオナは出かけた言葉をピクルスごと飲み込んだ
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ここ(プロフ) - 初見です~！面白すぎます！笑更新待ってます(´；ω；｀) (2020年8月4日 0時) (
レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちっぷ(プロフ) - 更新されるのを、いつまでも待ってます！ (2020年5月10日 22時) (レス) id: 18ff0564c7 (このIDを非表示/違反報告)
普(プロフ) - それな！更新待ってます (2020年5月7日 11時) (レス) id: f163eb0bcd (このIDを非表示/違反報告)
KAZUKI(プロフ) - 更新……待ってます……（泣） (2020年5月6日 21時) (レス) id: 1d2705384c (このIDを非表示/違反報告)
普(プロフ) - 最初何これ〜と思っていたんですけど、凄く良いじゃないですか！これからも頑張って下さい！（かわいいいいいい！ (2020年3月25日 20時) (レス) id: f163eb0bcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つぐお | 作成日時：2020年3月25日 3時
