解放marriage-1 ページ4
氷の女王A・ホワイツジェイがストーカーだと判明して半年
「はぁ…はぁっ…れ、れ、レオナたゃの脱ぎたてほやほやシャツ！！！！！！えくせれんと！！」
彼女は学園公認(？)ストーカーとなった事により白昼堂々男子更衣室でレオナのワイシャツをゲットしていた
「レオナたゃのかほり…はわ……」
レオナの匂いをくんくんと嗅ぎ、シャツを握りしめていたその時………ガラッ
「なんの、香りだって…？」
こめかみに筋を浮き立たせたレオナが更衣室入口に立っていた
「レオナたゃの……汗と青春のかほりがですね…」
「汗臭いだけだろうが！！とっとと返せ！そして教室に戻れ！！！！」
ピシャリと言ってシャツを奪い返そうとしたレオナだったが…
「レオナたゃの…汗と、青春の、かほり……レオナたゃ…の」
ぼろぼろと涙を零しながらシャツを差し出そうとするA
こればっかりはお国柄が悪かった
レオナの母国ではレディーファーストの考えが定着しており、女性を泣かせる、悲しませるなど言語道断
ことある事に女性を優先するのが美徳である
「バッ！！泣くな！わかった！シャツはやるから泣くな！！！！あ〜〜〜クソ！！」
慌てたレオナは、わかったわかったと繰り返しながらガシガシと雑にAの頭を撫でる
「れ、おなたゃの…しゃつ、くれる？」
「ああもうやるから！！」
ぼろぼろ止まらなかった涙がその一言でピタリと止まった
すん…
「れおなたゃの、におい…」
ぎゅん
(は……？)
心の底から幸せそうに微笑みシャツを握る彼女に、胸の当たりが突然締め付けられるように苦しくなる
レオナは思わず硬直する
(いや……嘘だろ、)
頭を軽く左右に振るレオナにAが不思議そうに声をかけた
「レオナたゃ？どうしたの？」
「…っんでもねえ…早く教室戻れ」
「はわ〜！ぶっきらぼうなレオナたゃプライスレス！！！！」
何も知らないストーカーは嬉しそうに駆け足で教室へと戻るのだった
「なわけねえよな…アイツ、ストーカーだし…」
渡したシャツの代替品をどうするかという問題にレオナが気づいたのは男子更衣室に着替えに戻った時だった…
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ここ(プロフ) - 初見です~！面白すぎます！笑更新待ってます(´；ω；｀) (2020年8月4日 0時) (
レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちっぷ(プロフ) - 更新されるのを、いつまでも待ってます！ (2020年5月10日 22時) (レス) id: 18ff0564c7 (このIDを非表示/違反報告)
普(プロフ) - それな！更新待ってます (2020年5月7日 11時) (レス) id: f163eb0bcd (このIDを非表示/違反報告)
KAZUKI(プロフ) - 更新……待ってます……（泣） (2020年5月6日 21時) (レス) id: 1d2705384c (このIDを非表示/違反報告)
普(プロフ) - 最初何これ〜と思っていたんですけど、凄く良いじゃないですか！これからも頑張って下さい！（かわいいいいいい！ (2020年3月25日 20時) (レス) id: f163eb0bcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つぐお | 作成日時：2020年3月25日 3時
