Story__1 ページ3
少し雑談をしながら進み、黒いビルが目の前まできていた。
何とか辿り着いた私達は中に入り、休憩することにした。
｢結構歩いたね。疲れた…｣
｢あぁ。…ここに人が居ればいいんだが｣
｢でも廃ビルだよ？絶対居ないって！｣
マオにはそう言われたが、少し気になることがあった。
この建物に入る前に私は見つけてしまったのだ。
まだ乾ききっていない、多量の血痕を。
国内ではこんな場所はないし、海外でも滅多にないだろう。
もしかすると…本当に流星街にいるのかもしれない。
そんな考えを浮かべながらマオに少し断って、探索をすることにした。
｢…？これは古書か｣
足に引っかかったものを拾い上げると、見覚えのある文字が書かれた古書だった。
特徴的な暗号のように見える…
つまり"ハンター語"だ。
焦って少しページを捲ってみると、推理小説であることがわかる。
かなりの年代物のようで紙は日焼けしていた。
そう思った瞬間。
｢たったすけて！！…A！｣
｢マオ…ッ！？｣
振り返ったが遅かった。
背後には黒髪のオールバックの男性が立っていた。
…私の首元にベンズナイフをあてながら。
｢ここで何をしていた？｣
｢…休憩していたんだ。悪意はない。｣
そう言うと見定めるかのように、黒い瞳が私を見下ろした。
真っ黒な瞳だった。黒がとても似合っていた。
それと同時に緊張感を保っていると、彼の後ろからもう一人此方へ来た。
｢あ、団長ー！この子、怯えて逃げようとしたから手刀入れたよ｣
｢そうか。今からこいつも連れていくところだ。｣
彼は……"クロロ=ルシルフル"はそう言いながら、私に視線を向けた。
……
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のばら(プロフ) - 名無しさん» いえいえ。これからも応援してます！頑張ってください。 (2018年7月2日 18時) (
レス) id: efdbc48396 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - のばらさん» 初めまして、コメントありがとうございます。先程表記ミスの話を修正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2018年7月2日 1時) (レス) id: 3c8a0d7009 (このIDを非表示/違反報告)
のばら(プロフ) - 初めまして。この作品とても面白いです。けど、途中からマオちゃんの名前が(美少女)という風に表示されていて、直して欲しいなって思っています(･_･; (2018年7月1日 21時) (レス) id: efdbc48396 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2018年4月12日 1時
