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44話 ページ45

美咲「ほら入って入って!」

翼「うちは少人数なだけにクラスの結束が固くてな
仲間大歓迎。」


特力のメンバーに囲まれ嬉しそうにしている蜜柑。
それを眺めていたAに翼が近づき、

翼「言っとくが、Aもうちの仲間みたいなもんだからな」

『え?』

翼「当たり前だろ?ほぼ毎週来てるやつが仲間じゃないはずないだろ』

『……』


翼の言葉に、周りを見渡すと他のみんなもAを見つめ頷いていた。


『…うん。ありがと』


Aは少し照れ臭そうに笑った。


翼「んじゃ、Aも正式に特力のメンバーってことで」

『それは違う』

翼「何でだよ!」

『俺、技術系だもん』

翼「はあー硬っ苦しいねぇ」

『でもまあ、俺はこのクラスか1番好きだよ』

翼「…たくっ素直じゃねーな」


Aの言葉に笑みを浮かべた翼は今度はみんなに話しかけられている蜜柑のそばに行き、声をかけた。


翼「こんなとこだろ?みんな人一倍家族意識がつえーんだよ。
ここは確かに問題児も多い、変人クラスなんて呼ばれてっけど俺らに言わせりゃここは全クラスでNo.1さ
変人の称号と引き換えに、やりたいことをやる。言いたいことを言う。誰にも縛られない。
自由が特力のモットーだからな」


翼の言葉に関心を受けたのか楽しそうに話を聞く蜜柑。
みんなで飲み物や食べ物を飲み食いしながら、翼は蜜柑に話続けた。


翼「落ちこぼれや星なしなんて、そんなのくそくらえだ。
変人は変人なりにここでの生活を楽しむまでさ。
肩書きなんかのために肩肘はって生きることないさ。
大体ここのバカくさいルールなんて、破られるためにあるよううなもんだろー」

と、ルール破りの常習犯が語る。それにおお…っと関心を受ける蜜柑に、


『いや、ルールは最低限守れよ』


と、Aはツッコんだ。


翼「ま、楽しくやろーぜ」

と笑った翼に、蜜柑は元気よく「はいっ」と返事した。


『ところでのだっちいるー?』

蜜柑「のだっち?」

美咲「あー、ここの担当教諭ね。あいつタイムトリッパーでさー
しょっちゅう過去やら未来に飛ばされて、滅多に帰ってこないんだよなー
今日も、帰ってきてないんじゃないかなー」

蜜柑「え…」

『今日もダメかー…言いかげん話聞きたいんだけど』

蜜柑「なんでAはその先生に会いたいん?」

『前にも言ったろ?タイムマシーンのこと』

蜜柑「あ!」

『時空間に1番詳しいのはのだっちだから、その話を聞きたいんだよ。
…もう1ヶ月以上会ってないけど』

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toyo3633(プロフ) - こんにちは、この小説を楽しく読ませてもらっています。学園アリスの特に男主ものが大好きです。これからも更新お願いします。 (2021年5月22日 18時) (レス) id: 5efbced553 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カワサン | 作成日時:2021年5月10日 2時

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