シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ37)

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第385話　彼氏のことページ37

自分がおかしいかどうかペタペタと顔を触ってるとカコちゃんが笑い出した。

「なんで、笑うのぉ～？」

カコ「言い方が悪かったね。かわいくなった。前もかわいかったけど今の方がもっとかわいい」

ニッコリ笑って言うカコちゃん。

お世辞を言ってるわけじゃないってわかるけど、

「かわいいって…」

そんなこと言われても。

カコ「もしかして、サンジよりかっこいい彼氏が出来た？」

ジェジュンの顔が浮かんで照れくさくてポッと熱くなって、パタパタと手で顔を仰ぐ。

カコ「いやぁーん！彼氏出来たんだっ！」

自分のことのようにはしゃぎ出すカコちゃん。

ほんとに照れくさくって小さくしか頷けない。

カコ「ねぇ、どうやって知り合ったの？どんな人？何歳？何してる人？わたしにも紹介して？」

矢継ぎ早に質問されてアタフタ。

口がパクパクして何から話していいかわからなくて困っちゃう。

カコ「ごめんごめん。ひとつづつ聞くね。じゃあ、どうやって知り合ったの？」

「えっと…」

カコちゃんだけどさすがに東方神起のジェジュンと付き合ってるなんて言えない。

ごめんね、少し嘘つくかもしれない。

「おねえちゃんの知り合いの人で、紹介されたの」

間違ってはないよね。

カコ「ミユリねぇーさん！そかそか」

マンガ大好きのカコちゃんは、おねぇちゃんを尊敬してて神様のように思ってたりする。

わたしにおねぇちゃんのマンガの素晴らしさをクドクド語っては、神様の妹なんてすごいなんて訳のわからないことを言い出すんだ。

カコ「ミユリねぇーさんの紹介なら間違いないね。うんうん、それでどんな人？」

すっごい興味津々で前のめりで聞いてくるカコちゃんにちょっと笑ってしまう。

「年下なんだけど、すっごいかっこいい人で……王子様みたい」

またも浮かぶジェジュンの顔。

やっぱり顔が熱くなってしまって、なんだか恥ずかしい。

カコ「やぁーーーん！王子様って！！！」

何を想像してかカコちゃんは悶えまくってる。

「おっ落ち着いて…？」

カコ「むっりー！王子様なんて言われたら、妄想しちゃうじゃない。で、で、で、やっちゃった？」

「……えっ？」

意味がわからず首を傾げると、

カコ「もぉー！そういうトコはまったくかわらないんだからっ。でもそこがまたかわいいだけど。そういうAちゃんだからオブラートに包んで言うと、愛を伝え合う行為っ」

最後は鼻息が荒くなるカコちゃん。

それって……