シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ36)

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第384話　久々の再会ページ36

久々に会う友達。

すごくウキウキしながらお出かけの準備をして、少し早めだけど家を出た。

指定されたお店は、韓国料理屋さん。

韓国って聞くだけで、ぽわんと浮かぶのはジェジュンの顔。

ふふふ、

顔がニヤけちゃう。

お店に着くと、「ご予約ですか？」と店員さんに聞かれて友達の名前を言うと個室に通される。

来る時間が少し早かったから、友達はまだ来てなかった。

鞄から携帯を取り出して着いたことだけメールする。

すぐに返信が来て、【わたしもすぐ着くよ】。

あぁ、なんか久々に会うから緊張してきた。

友達はわたしより二つ上。

大学のときにネットの掲示板で知り合って、夜な夜なチャットして、それから一年後にはじめて会ったんだ。

それからはチャットだけじゃく、会ってご飯行ったりお買い物行ったり。

だけど一年前ぐらいに、大阪に転勤になってそれ以来はたまにメールするだけになっちゃって。

こっちに戻って来たのかな。

そうだったらすごく嬉しい。

また一緒にご飯行ったり出来るもん。

バタンと勢いよく扉が開く。

立ち上がって扉に近づくと、以前と変わらない友達の笑顔。

友達「Aちゃーん！」

すぐさまわたしに近寄って、ガバっと力の限り抱きしめてくる。

こういうとこ、全然変わってない。

「久しぶり。会いたかったよ、カコちゃん」

わたしより少し小さい彼女を抱きしめ返す。

カコ「元気だった？」

「うんうん。カコちゃんは？」

カコ「わたしはいつも元気だよ」

再会の抱擁と挨拶を十分しあって、やっと席に着いた。

メニューを見てあれこれ頼んで、やっとカコちゃんとまったりとお喋り。

カコ「またさ、東京勤務になったの。だからいちばんにAちゃんに会いたくて、急に呼び出してごめんね」

「全然大丈夫！わたしもカコちゃんに会いたかったもん」

カコ「大阪に行ったのはいいけど、毎日忙しくてさぁ」

「お疲れ様です。とりあえず、乾杯しよ？」

グラスを持って、空中でカチンと合わす。

カコ「再会を記念して」

「ふふ、お帰りなさいカコちゃん」

楽しいな、すごく楽しい。

少しわたしに似たカコちゃんとの空間は、一年以上たってもやっぱりわたしの癒しだよ。

カコ「なんか、Aちゃん変わった気がする」

「へ？どこが？」

わたしは以前と何も変わってないけど、どっかおかしいかな。