シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ35)

今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:731,133 hit

第383話　メール→電話→写メページ35

コロンとソファに寝転ぶ。

ジェジュンが仕事に行ってしまった。

もういないくせにジェジュンの香りが広がった部屋は、別れ際よりもわたしを寂しくさせる。

「会いたいな」

さっきまで一緒にいたくせに、もう会いたいだなんてわたしはどうかしちゃってんだ。

♪～

テーブルに置いてあった携帯が鳴り出す。

ジェジュンじゃないかなって思ったら勝手に身体が飛び起きて、すぐに携帯を確認していた。

【もうAに会いたいよ｡ﾟ(PД｀q｡)ﾟ｡】

かわいい顔文字つきのメール。

同じ気持ちでいてくれるとわかったら、なんだかすごく嬉しくて。

【わたしも会いたいよ。お仕事頑張ってね】

いつもと違って素直にメールを返せた。

今日はまず事務所で打ち合わせがあるらしく、事務所に着くまではメールしたいってことで何度かメールをしあう。

その途中に珍しい人からメールが送られて来た。

【Aちゃん、久しぶり♪今日って会えない？】

わたしをワンピース好きにした女友達だった。

これまた数少ないわたしの大事な人で、たぶん最後の会ったのが一年前以上前になる。

すごく会いたいっ！

わたしはすぐにOKのメールを送信した。

そしてジェジュンに、

【久しぶりに友達会ってくるね】

ってメールしたらすぐに電話がかかってきた。

JJ「オットコじゃないよね？」

すごく慌てたような焦ったような声。

しかも男って…

「違います！なんでそーなるのっ！！女の子だよ」

JJ「ほっ、良かった。楽しんで来てね♪」

「うん、また今度その友達の話するよ」

JJ「じゃあ、そろそろ着くから。好きだよ、A。ﾁｭッ」

電話の向こうでユチョンさんとジュンスの茶化す声が聞こえてくる。

「ジェジュン……あのさ…」

どうしてそう羞恥心ってもんがないんだろうか。

そりゃすごく愛されてるって思うよ！

だけどさ…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…

とりあえず電話でよかった…

メンバーの目の前でされたらたまったもんじゃない。

JJ「Aも言って」

「あーーー、もういい！」

JJ「えーーーっ！会いたいとか寂しいとか言ってくれたのに嘘？嘘ついたのーーー？」

「嘘じゃないけど…もぉ、いいじゃない。お仕事して下さい。じゃあ、また連絡するからねっ」

ブチっと電話を切ってやった。

するとすぐに不貞腐れたジェジュンの写メが送られて来る。

参ったね、ほんとこの人。

会いたい気持ちに拍車がかかるじゃない。