＊59 邪魔モノ ページ9
長い長いキスが終わり、互いが互いを見つめ合う。
先に言葉を発したのは、わたし。
だって･･･
「チャンミン、電話鳴ってない？」
甘い空気を壊す着信音がさっきから鳴り響いてるから。
CM「知ってる！だけど、余韻ってもんが、ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ･･･ﾁｯ」
わたしから離れ、めんどくさそうに携帯を取り上げてディスプレイで発信者を確認したあと盛大な舌打ちをする。
CM「なんで電話してくるかー！」
一瞬のうちにぶすっとした顔になった。
「出ないの？」
CM「出たくない。ほっとけばいい」
チャンミンは、携帯が操作すると着信音が消えた。
もしかして、電源切った？
CM「もう一回ちゅ〜したい」
チャンミンは少しニヤけた顔で、口を尖がらせてわたしに擦り寄って来る。
甘えた感じですごくかわいいから、わたしは違った意味でニヤついてしまった。
「いいよ。おいで」
背伸びして、チャンミンの首に手を回す。
口唇と口唇が今にも重なるって時に、
ドンドンドンドンドン
すごい勢いで扉がノックされた。
わたしは驚いて、チャンミンの首から腕を解いた。
「誰か来た･･･？」
CM「想像はつく。まったく、邪魔すんなっ！」
一気に鬼の形相と化したチャンミンの顔は、非常に近寄りがたくて怖い。
その顔のまま荒々しく歩いて、ドアの扉の前で、
CM「帰れっ！」
チャンミンの声が聞こえたのか、またドンドンと扉が叩かれる。
叩く音が大きすぎて、他の部屋の人に迷惑なんじゃないかな。
チャンミンもそう思ったのか、渋々扉を少し開いた。
CM「なんで来るんだっ！」
開いた隙間から見えた顔。
なんとな〜くわかってたけど、ユノさんだった。
YN「ちょっと挨拶に」
CM「帰れっ！邪魔邪魔邪魔っ」
YN「いいじゃん。ちょっとだけ」
チャンミンの攻防も虚しく少し開いた隙間に足を入れグイッと力を入れて、ユノさんが扉を開け部屋に入って来る。
昨日もここで少し会ったけど、やっぱり生で見るユノさんはかっこいい。
がっちりとした肩幅に、分厚い胸。
長い手足なのに、小さいお顔。
チャンミンとは違う意味で、やっぱり好きだなって思う。
ポーッとユノさんを見つめると、
CM「ヒョンっ！Aに近寄るなっ」
チャンミンがユノさんの肩に手をかけ、わたしから遠ざけようとする。
ほぼ並んだ二人。
東方神起がっ！！！
今日も東方神起に会えたっ！！！
なぜだかわたしは異様に興奮してきて、「きゃあー」なんて黄色声を上げてしまった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
