volume59 ページ32
『あ、あの………』
n「ん〜?」
『これは…何?』
n「これって?」
『この体勢は…』
n「え〜?この体勢ってどんな体勢?なるせちゃんわかんないなぁ〜笑」
『なるせちゃん面白がってない!?』
いくらベッドが広いとはいえ付き合ってもいない
男女がこんなに密着していいものなのか
答えは勿論
『(ダメなことくらい……わかってるもん…)』
お互いに活動者である以上
超えては行けない一線というものがある
酔っていようが関係ない
でも───、
n「(グッ)」
『ッ!……』
抱きしめる力も、耳にかかる息も全部
愛しくて、それが止めどなく溢れて
このままずっとってそう思っちゃうんだもん
『(好きでもないのにこんなの……ズルいよ)』
この気持ちを彼に伝えることはきっと無い
だからせめて今だけは、
『……なるせちゃん』
n「ん?」
『…今日は、一緒にねよーよ』
n「……いいよ」
今だけは何も気にせずに、ただ溺れていたい
このままずっと朝なんて来なければいいのに
n「A、寝れそう?」
『……うん……なるせちゃんがいるから』
何故か零れそうになる涙をこらえて精一杯の言葉で返す
今更後悔したところで、もう遅いのに
だってこんなにも
『(大好きなんだよ……なるせちゃん)』
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M丸ちゃん(プロフ) - いいさん» そう言っていただけて嬉しいです(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)妄想だらけですがこれかも更新するのでよろしければ読んでくださると嬉しいです! (1月3日 14時) (レス) id: 3eb7d74177 (このIDを非表示/違反報告)
いい - 神作品誠にありがとうございます!! (1月2日 18時) (レス) @page26 id: 4bfcd91d57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:M丸ちゃん | 作成日時:2023年11月26日 0時