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volume47 ~nqrse side~ ページ20

〜nqrse side〜

«時刻 17時30分»


「やば…ねっむ…」

やっとの事でゲームから解放
昨日も遅くまでゲームとか作業してたし

「……リビング行くか」

別室で寝たいが、あいにくめいちゃんが占領中
料理してるぐらいの音なら寧ろいい雑音になるかも
そう思いながら重い体を動かしてドアを開ける

ガチャッ


『あれ、なるせちゃんゲーム終わったの?』

「あー…うん、いや、眠くて。めいちゃんはまだやってるよ。てか、あらきは?」

『買い物に行ってる!追加でもう何品か作ろうって。じゃー、ちょっと寝とく?料理の音煩いかもだけど……』

「あーね。うん、いいよ。ソファー借りるわ」

『ふふ、どーぞ』


ドサッ

横になると眠気はさらに増して
瞼もどんどん重くなる

「(やべぇ、ガチ寝そう……)」


すぐにでも寝てしまいたいけれど
近くで料理をする彼女の事も少し気になる

「……ねぇ、A」

『ん〜〜?』

「………俺の事好き?」

『何急に笑もちろん好きだよ?』

いつもだったら絶対に聞かないけれど
これも全部、眠気のせい

「…じゃー歌うたってよ、俺の曲。気持ちよく寝れるように」

『子守唄って事?煩くない?』

「ん、俺が聴きたいの。だめ?」

『うッ…わかった………〜〜♪』


綺麗な声が部屋に響く
彼女と付き合ったらこんな感じなんだろうなって
柄にもないことを思ってしまった
でも───、


"「…俺の事好き?」"

"『……好きだよ?』"


まっすぐ言葉で伝えてくれる彼女が
何故だかとても可愛く見えて
嬉しさと恥ずかしさでニヤけた、なんて
誰にも言えない、俺だけの秘密

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M丸ちゃん(プロフ) - いいさん» そう言っていただけて嬉しいです(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)妄想だらけですがこれかも更新するのでよろしければ読んでくださると嬉しいです! (1月3日 14時) (レス) id: 3eb7d74177 (このIDを非表示/違反報告)
いい - 神作品誠にありがとうございます!! (1月2日 18時) (レス) @page26 id: 4bfcd91d57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:M丸ちゃん | 作成日時:2023年11月26日 0時

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