【あんスタ】白い光の中で Ⅲ《七種茨》 (ページ16)

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episode66 ページ16

凪「衣装のアイデア…？私は特にないかな。…私に似合い、私に相応しい衣装ならどんなものでもいい」

日「ぼくを引き立てる最高の衣装がいいね！でも、あまり動きにくいものにだけはしないで欲しいね！それから、色や生地にもこだわって欲しいね！それから──。」

ジ「オレはそこまでこだわりないんで、Aさんに全部任せますけど……強いて言うなら、派手すぎないデザインがいいっすねぇ」

茨「おや？おやおやおや？まさか自分にアイデアをお求めでありますか？いやぁ！自分の愚案など何の役にもたちませんので！」

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『…ほとんど収穫なし……(ｶﾞｸｯ)』

自分なりに調べてまとめて、今日貰ったアイデア含めて
完成させようと思ってたけど…

『(こんなにも情報が得られないとはｯ汗)』

ラフが完成しない限り、実際に仕立てることはできない
一刻も早く作業に入りたいけど、ここから先がどーしても進まない

『茨くんに関しては、嫌味だったよ絶対(ﾑｽ)』

予定ではあと2日ほどで4人分の衣装を完成させる見込みだったのに…

『ﾌﾜｧ〜…やっぱちょっと、いやかなり寝不足だなぁ』

案をまとめるために深夜4時まで粘った結果がこれだ

『ちょっと、ちょっとだけ休憩…………ｽ-…ｽｰ』

そのまま私は机に伏せて寝てしまった。寝不足のせいか、寝落ちるのが異常に早かった。

？「ふむ……」

だから背後に人がいたことにも、その人がスケッチブックをずっと見ていたことにも気づかなかった。