【あんスタ】白い光の中で Ⅲ《七種茨》 (ページ11)

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episode61 ページ11

嵐「ところで…Aちゃんは泉ちゃんとレオくんとはお知り合いって事でいいのかしら？」

『あ、はい！』

瀬「ちょっと話したぐらいなんだけどねぇ。」

レ「おれは知ってるぞ！Aの歌は最高なんだ！まっ、おれの次にだけどなっ、わははは☆」

『あ、ありがとう(苦笑)』

司「では、私たちも自己紹介を、、私は朱桜司といいます。僭越ながら、Knightsのleaderを務めております。以後お見知りおきを」

凛「朔間凛月。ねぇ、喉が渇いたから血をちょーだい…♪」

『ちっ血ですか！？』

凛「ふふふ…、冗談だよ。じゃぁ俺は寝るから、おやすみなさ〜い、すやすや──…」

『(こ、個性が強い！汗)』

瀬「で、れおくんに何のようなわけぇ？くだらない事だったら追い出すからねぇ〜？」

『あ、えっと…レオさんに作曲のことについて相談を、と』

レ「ん、おれか？」

『はいあの、、、どうやったら自分の納得のいく曲をかけるかなっ……て。だんだん正しいやり方が、分からなくなってきて…』

レ「そんなの簡単だな！思ったこと、感じたことを全部書けばいい」

『思ったこと…感じたことを…全部』

何故か彼の言葉は、ｽｯと自分の中に入ってきた
肩が楽になって、心のモヤが少し薄くなったようなそんな感覚

レ「どんな天才なやつでも、詰まる時はあるしやり方なんて人それぞれだろ。ただそれを乗り越えた先に生まれたものは、何よりも輝いて見える。曲も同じだ」

『乗り越えた先にあるものは…何よりも輝く、か』

書いても書いても思い通りにならなくて、こんなやり方で大丈夫なのかなって思ってたけど、

『(間違いなんて最初からないんだ、私なりの乗り越え方があるもんね)』

彼の話を聞いたら、悩んでたこと全部吹っ切れたように感じて、今ならなんだか思いのままかけそうな気がして

嵐「フフ♪なんだかAちゃん、スッキリした顔してるわァ。さっきまで思い詰めたような顔してたのに」

『はい…さっきより少し、自分のやり方に自信がついた感じです』

嵐「んもぅ！Aちゃんたら、そんな堅苦しくしなくてもいいのよォ？」

『そ、そう？じゃぁ…なるちゃんって呼んでもいい？』

嵐「もちろんよ(ﾆｺ)」