これから一緒に (ページ4)

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桃side

桃「疲れた…。」

退勤してから今まで、ほんの数時間やけどいろいろ濃すぎた。

目の前には俺と同じく疲れ果てて寝てるだいきくん。

寝顔はまさに子ども。でもだいきくんを見ると背中の傷跡を思い出してしまう。

どこの子なんやろうか。てかまず連れて帰ってきて良かったんか？

いや、不可抗力や。俺が誘ったとはいえ、泣きながら行くと言われたら連れて帰るしかないやろう。

その時、スマホが鳴った。画面には〈神山さん〉の文字。

桃「はい、もしもし」

緑『もしもし、ごめんな？遅くに』

桃「大丈夫っす！どうしたんですか？」

緑『明日時間ない？服見に行かん？』

桃「行きたいです！……あ」

だいきくんの存在を思い出して。そうや、今は俺ひとりじゃないんや。

桃「すみません、明日は用事があって」

緑『そっか、ほんならまた後で行こうか！』

桃「はい！それじゃ、失礼します」

俺もベットに潜り、気持ちよさそうに眠るだいきくんの頭を撫でた。

少し口角が上がったようにも思う。

可愛いなぁほんま。

桃「明日は一日中一緒に居ような」

寝てるだいきくんに声を掛け、俺も目を閉じた。