はじめまして、 ページ1
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「ねーぇーいいでしょ…お願い!!
ほんの10分でもいいからさ…」
『またぁ?この間断ったじゃーん…』
そこをなんとか!と、
日本独特の言い回しでもある断れない言葉にとうとう折れて、私は男子バレー部の見学に行った。
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「あぁー、やっぱ国見くんかっこいいなぁ…」
『凛、よだれ』
体育館に早速連れ出され、見学の許されているギャラリーへ。
川上 凛という私の今、一番仲がいい友達は私の横で”国見くん“という同じクラスの男子にどうやら夢中らしい。とは言ってもまだ入学して二週間経ったぐらいだけど。
国見くんはバレー部で、どうしても国見くんのバレーやってるところを見たかったみたいだ。
「あー…どうしよ、国見くんの普段とのギャップがありすぎてしんどい」
一人でぼそぼそと呟いては鼻血でも出すんじゃないか、と言わんばかりに紅潮した頬が緩んで、所謂完璧な変態が完成していた。
そんな凛を横目に私も噂(といっても凛が好きなだけ)の”国見くん“を私も観察してみることにした。
私も同じクラスだってこと忘れてるぐらい国見くんは物静かで、ただ普通に優しい?のかなって思ってただけだった。
それがバレー部になってどうよ。
『…すごいね、あんなに動ける子なんだ』
なんだか時々上手くサボりを入れているのは、多分気のせいだと思いたい。
…というより動きに無駄がない?
バレーに関しては少し詳しかったりもするけど、国見くんの動きは素直に上手いな、と思った。
あまり大きな声ではなかったけど、さっきの言葉は凛に話したつもりだった。
「あ、もしかして国見ちゃんのこと??
あの子は他の人から見るとやる気ないな、って見られがちなんだけど、適度な休憩の取り方とかペース配分が自分で出来ててすごい子なんだよ☆」
『ええっと…』
返ってきた声は凛の甲高い声ではなく、
落ち着いた、優男って感じの男子の声だった。
『え、どちら様でしょうか』
全てはここからだった。
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ハミチキ
相性バッチリなキャラ
及川徹
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yum(プロフ) - 明花ーめいかーさん» コメ共に勿体無いほどのお褒めの言葉ありがとうございます!!とても嬉しいです!!更新ペース遅くなってしまうこともあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします(*^^) (2018年4月5日 10時) (レス) id: d2a45babe5 (このIDを非表示/違反報告)
明花ーめいかー(プロフ) - コメント失礼致します!お話の書き方がとてもとてもお上手ですね…!内容も続きが気になるようなもので素晴らしい作品だと思います!お気に入り失礼登録します!今後も無理のない程度に更新頑張ってください!応援しております.*。 (2018年4月5日 10時) (レス) id: 7724177e8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yum | 作成日時:2018年4月5日 1時