ありえない恋の話。

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「...え、お前告ったの！？」


「やれば出来んじゃん！笑」




日曜日、




これからの事もあるから
早い方がいいかと思って




協力してくれたお礼と報告を兼ねて
コイツらを呼び出した。




「....で？ Aなんだって？」


「付き合う事になったのか？ 笑」




....その前にヤッちゃったから




付き合えるかすらわかんないけど。




「....聞いてない」


「「は？」」


「言うだけ言って帰って来ちゃったから、
返事聞いてないんだ....」


「やっぱりソクジンだ...」


「何やってんだよおい....」




....しょうがないだろ。




言うつもりなかったのに




ヤッちゃった手前、
遊びだとか思って欲しくもなかったし




どうせ会えなくなるなら、って
半分投げやりな気持ちもあったし。





「それにしても、よく言う気になったな？」


「ホント、いつも1ミリも進展ないのにな？ 笑」


「...別に理由なんて、」




....大アリだけど、




いくらコイツらにでも言えないから。




....ヤッちゃったから、なんて。




「男の影が見えて焦ったとか、」


「我慢し切れずに襲っちゃったとか、」


「えっ」


「「え」」




....しまった。




つい反応しちゃったよ....。




「お前何したの...っ？」


「まさかいきなりヤッちゃったとか、」


「っ、」




お願い。




それ以上言わないで。




余計に良心が、




「ソクジン...っ！」


「！」


「お前も男だったんだな！」


「え」


「安心した....！」


「、」




俺、そんなに心配掛けてたの....？




ていうかまだ何も言ってないんだけど、




「でもどういう状況からそうなったの？」


「まさかお前寝込みを襲ったとか、」


「えっ」


「「え」」




....しまった。




ていうかさっきからなんでそう
核心を突くような事を、




「ソクジン....っ！」


「！」


「お前も男だったんだな！」


「や、」


「安心したー！」


「、」






俺って今までなんだと思われてたの....？





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