Touch and Go

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「A、ヤバい....っ、」


「ぁ...っ、はぁ....っ、はぁ....っ、」


「、危なかった....っ」


「はぁ....っ、」




....苦しい。




全然思うように息が出来ない。




こんなの、




高校の時のマラソン大会以来かも知れない。




....ううん、それ以上かも。




「....っ大丈夫？」


「....っは、はぁ....っ、」




言葉を発する事も出来ない私は
首を横に振ったけど




「え....ウソ、どっか痛い...っ？」


「...っ、」


「...っ確かに酷くした自覚はあるけど、」


「...っや、」




テヒョンはどう解釈したのかそう言うと




何かを確かめるように
私の全身を触り始めるから




まだ敏感な身体は肌が粟立って




また私をおかしくさせようとする。




「っは、....っだいじょう、っ」


「え....でも、」


「へい....っき、」


「っホントに....？」


「ん...っ、」




さっきまでとは別人みたいに
心配してくれるから調子も狂うし




....何よりもう触れないで欲しい。




「もう....っホントたまんないんだけど、」


「...っ？」




「Aは感じやすいし、
感じると....涙を溜めるでしょ？」


「え...っ、」


「...っそれがめっちゃ色っぽい。笑」


「、」




そんな事言われても




自覚もないんだからどうにも出来ないし。




「もう一回....デキる？ 笑」


「....っえ、」


「...っ今度はもっと優しくしてあげる、」


「や、」




ちょっと待って。




やっと終わったのに。




やっと解放されたのに。




「ぁ....っや、」


「ホント、こんなの、初めて....っ、」


「あぁぁ....っ！」




なんにも返事してないのに




テヒョンはいとも簡単に入って来て




あっという間に




私を高波の頂点に連れて行こうとする。




「....っA、」


「ぃや、あ、っテヒョン....っ！」


「もっと、呼んで....？、っ」


「あ、や、だめぇ...っ！」




ホント、もうだめ。




お願いだからやめて。




「テヒョン....っ！」


「ん、A...っ、」


「....っ！」




声にならないような声が出るほど
テヒョンは激しく攻めて来て





私はもう






抵抗する気力すら残ってない。







....なすがまま、なされるがまま。








このまま高波に飲まれて









....泡になっちゃえればいいのに。





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