きみのそばにいたいから 2

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「....今日も泊まって、って言ったら怒る？」


「え...」




甘い雰囲気のわりにキスすらしないで
抱き合ったままだったけど



ふいに口を開いたAちゃんが
そんな事を言った。




「....怒りはしないけど、」


「じゃあ嫌....？」


「...嫌でもないんだけど、」


「それじゃあ、」




なんか、煮え切らない返事しか出来なくて
情けないんだけど




今日も泊まったら確実にヤバいって言うか、




自分を抑えられる自信が全くない。




「....だめ？」


「、」




抑える必要はもうないのかも知れないけど




そこは未知数って言うか




今の俺はどうなっちゃうのか
予測が出来ないから。




そしたらAちゃんに
負担掛けちゃうでしょ....？




「だめ....でもないんだけど、」


「私は....ホソクくんと一緒にいたい」




あああ....もう、俺....！




「....俺だって出来る事なら
Aちゃんと一緒にいたい」


「だったら、」


「でもね...？」




言っちゃう....？




言って、わかってもらう....？




「だけど....一緒にいたら俺、」


「定休日....いつだか知ってる？」


「え...」




定休日....？




「そういえば....知らない、かも」




こんなに毎日通った事なんてなかったし




敢えて聞いたりもしなかったけど




....そうだよな？




今まで定休日にぶつからなかった俺って
ある意味すごい....。




「いつ....？」


「....明日、」


「え」




明日....？




だったら最初から明日会えば
よかったんじゃ....




っていうか、言ってくれれば
仕事の直前に負担掛けることもなかったのに、




「ちゃんと言わなくてごめんね....？」


「...や、俺はいいんだけど、」


「私もいいんだよ....？」




どういう事....？




「私も...いいの。
一日も早くホソクくんに会いたかったし、
もし日曜に約束して会えなかったら
一週間先延ばしになっちゃうでしょ....？」


「、」




何それ、可愛くない....？




「....昨日の言動は自分でもびっくりしたし
予想外だったけど、日曜は予備日にって
思って、」




そう話しながらも




Aちゃんの腕には
どんどん力が込められていって




俺の身体をぎゅうっと抱き締める。





「....なんかめっちゃ恥ずかしい」


「そんな事ないよ....？」






全然恥ずかしい事なんてない。








俺よりAちゃんの方がずっと潔いよ...？





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