きみのそばにいたいから 2

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「....ん、」


「、」




....これ以上はもうヤバい。




舌まで味わっちゃったら終りだと思ってるから
そこまではしないけど




布団がある部屋でこれはマズい。




だって俺、




その気になって来ちゃってる。




大事にしたいのはもちろんだけど




今日の今日で....ってもう昨日だけど、




さすがにそれは早すぎる。




それに....女の子にはいろいろあるだろうし。




「っ....ごめんね？」


「....っ、また...謝ってる。笑」


「....だって、」


「もう私達....付き合ってるんだよ？
違う....？ 笑」


「....違わない、けど」


「じゃあ....謝らないで？ 笑」




こういう時のAちゃんは....お姉さん。




「....うん。笑」




唇はなんとか離す事が出来たけど




ついまた抱き締めちゃった。




....だめじゃん。




「....早く寝ないと、」


「....うん、」


「明日....起きられないから、」


「....うん、」


「ホソクくん、」


「、」




キス以上の事はするつもりないんだけど




....どうしよう。




離したくない。




「そしたら....一緒に寝る？」


「え...」




爆弾発言に身体離しちゃった。




....や、離せてありがたいんだけど。




「離れたくないなら....一緒に、寝る？」


「、」




いやいやそんな、




目の前で可愛く首傾げないで。




しかも上目遣いで。




「...いいの？」




だからほら、そんな事聞いちゃって。




「....いいよ？
私も....離れたくないから。笑」


「Aちゃん....」




嬉しいような嬉しくないような、




なんだかとっても複雑な気分。




ていうか、それこそ忍耐力が試される。




だけど...一緒に寝たい。




やっぱり俺も男なんだなぁ....。




「....寝る？」


「....うん。笑」


「....じゃあこっち。笑」




Aちゃんに腕を取られてベッドの前へ。




「Aちゃん奥行って...？」


「え...でも、」


「落ちるなら俺でしょ？ 笑」


「やっぱりホソクくんて優しいね？ 笑」


「や、だからそんな事は、」


「優しいの。ホソクくんてば謙遜しすぎ。笑」


「そう...かな、」


「ホソクくんは私が知ってる人の中で
一番優しいよ....？ 笑」




そんな事、初めて言われた。




「....早く寝よう？
起きるの午後になっちゃう。笑」


「...あ、電気、」


「リモコンあるから大丈夫。笑」


「、」







やっぱりAちゃんはお姉さんだ....。





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