好きだって言っただろ？ 2

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「......大丈夫か？」




私を包む温もりと




おでこに触れた柔らかい感触に
目を開けると




目の前には心配そうな顔したユンギさん。




「ん......だいじょう、ぶ」


「ホントに......？」


「......ユンギさん、心配性」


「......当たり前だろ？優しく出来なかった上に
お前、目ぇ覚まさねぇし」




気まずそうな、照れくさそうな、複雑な顔。




......初めて見た。




「身体......なんともねぇか？痛いとこは？」




さっきまで私の名前たくさん呼んでくれて




その上優しかったのに




いつものユンギさんに戻ってる。




いつものユンギさんも優しいけど。




「たぶん......大丈夫。ありがとう」


「なんかあったら、ちゃんと言えよ？」


「うん」




なんだろう........もっとこう、
直後って恥ずかしいかと思ってたのに。




......意外と平気な私。




図太いのかな。......やだな。




「......悪かったな」


「っ、」




不意に抱き寄せられてドキッとした。




「お前を前にすると......ダメだわ、俺」


「え......？」


「どうにも自分が抑えられなくて......ごめん」


「ユンギさん......」


「こんなの初めてだ......」




なんか......嬉しい事言われてると思うんだけど




......どう反応したらいいのかな。




「身体大丈夫なら......送ってくから」


「あ......ごはん、」


「......悪ぃ」


「あ、そうじゃなくて、
ユンギさん......おなかすいてない？」


「ん......俺はお前で腹いっぱい。笑」


「......ユンギさんっ？」




もう......この人は。




目の前でいたずらっぽく笑うユンギさん。





だけど、幸せを感じちゃう私は







......相当の重症かな？




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