好きだって言っただろ？ 2

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「......落ち着いたか？」


「......はい」




どれくらいそうしてたんだろう。




ユンギさんに触れられた火照った肌と、




壊れそうなくらい騒いでた胸は
落ち着きを取り戻して




ユンギさんに抱き締められたまま
安心してる私。




いつの間にか海外ドラマは終わってて




よくわからないバラエティ番組が
流れてる。




「......ごめんなさい」


「......なんで謝んの？」


「だって......」


「お前は気にすんな。......俺が悪い」


「......でも、」


「ゆっくり行くから......気にすんな」




ユンギさんはそう言って
私の頭を抱き寄せる。




「......俺が我慢出来れば、の話だけどな？」


「ユンギさんっ？」


「......お前、ホントおもしれぇ。笑」




抱き締めたまま
肩を震わせて笑うユンギさん。




......もう。




「努力はするから......やっぱりお前も早く慣れろ」


「え」




私を覗き込んだユンギさんと目が合う。




「......な？」


「......はい」




なんで返事しちゃうんだろう。




でも、ユンギさんの優しい顔には逆らえない。




......不思議な人。




「......で、気になってたんだけどさ、」


「はい」


「敬語やめて」


「え、でも......」


「俺の彼女なんだから、
敬語じゃおかしいだろ？」




......俺の、彼女。




「今度は何に赤くなってんの？笑」


「......別にっ」


「ホント可愛い、たまんねぇな。笑」




そう言ってまた抱き締める。




......ぎゅ、って。




「敬語、わかった？」


「......ん、わかった」


「よし。笑」






満足そうなユンギさんの声が、
耳元で聞こえた。





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