弐拾弐輪目 ページ23
「お待たせ致しました。特大ジャンボパフェとコーヒーゼリーでございます。」
「きたきた!!これが食べたかったんだよぃ!!」
丸井くんは幼い子供のように目をキラキラ光らせて、パフェに釘付けになっている。その様子を保護者のような目で見る仁王くん。
……この2人、親子に見えてきた。
丸井くんが幼いのか、仁王くんが大人っぽいのか……。どっちもかな。
丸井くんはいっただっきまーす!!と声を上げ、スプーンを手に取り、美味しそうにホイップクリームとバニラアイスを頬張る。
…美味しそう。
仁王くんは苦めのコーヒーゼリーを食べている。仁王くん曰く、甘いものは好きじゃない、と…。
コーヒーゼリーもプリンに形が似て、食感が同じだから好き。
というか…、ゼリー系ならなんでも好き。
けどどんなゼリー系であってもプリンには敵わない。これからもプリンに勝る食べ物は出てこないんだろうなぁ…と考えながら、二人が美味しそうにスイーツを食べている横で、私はノートと向き合っている。
「AA。」
突然仁王くんが話しかけてきた。
「どうしたの?」
「…ひと口食べんか?」
仁王くんは私に禁断の選択を迫らせた。
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かるぴん(プロフ) - 面白いです! (2022年4月8日 15時) (レス) @page25 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
ゆくり/yukuri(プロフ) - ニココさん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます!!更新、頑張ります! (2019年12月14日 8時) (レス) id: 9095cb9686 (このIDを非表示/違反報告)
ニココ(プロフ) - ヤンデレ物大好きです!!更新ガンバレ!!!! (2019年12月13日 19時) (レス) id: d6e98f71a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆくり/yukuri | 作成日時:2019年12月12日 21時