第１０６話 ページ10
あれから私はキッチンへ行き、冷蔵庫の中に
あった食材で、たまご粥を作った。
A「うん、美味しい」
余りもので作った割りには上出来だ。
鍋から少し大きめの器におかゆを移し
仕上げに切っておいたネギを少量おかゆに散りばめて
お盆に乗せ、リュウジの部屋に向かった。
緑川「うわ、美味しいよこれ！」
予想外にリュウジは食欲があり、この人は本当に病人なんだろうか
なんて思わせるくらいあっという間に
たまご粥を平らげてしまっていた。
リュウジは満足そうに微笑みながら、私に器を差し出す。
緑川「これ美味しかったよ！」
A「よかった！ じゃあ薬飲んで、寝とかないとね」
私はリュウジが寝ているベットの横にある
小さめの机から薬を取り、予めコップに注いでおいた
白湯と一緒に渡した。
緑川「うわ、この薬苦そうな臭いする……」
A「我慢我慢」
うえー、と言いながらリュウジは粉薬を
舌のなるべく奥の方に流し込み
ゴクリと白湯と一緒に飲み込む。
緑川「おえっ、苦っ」
A「我慢しなくちゃ風邪治んないよー」
はい体温計、と私はベットの上で不満を言うリュウジに
押し付けて使い終わった食器類を持って
部屋を出た。
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きなこもち - 面白いﾃﾞｽﾈ！ファイトデス！ (2016年5月4日 20時) (
レス) id: 5c36d154a9 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマロ - 凄く面白いです！更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 0時) (レス) id: 2b4d54ad06 (このIDを非表示/違反報告)
ＲW - お願いいたします。完結まで書いて下さい。ヤバいこの作品！おもしろすぎ！ (2016年3月9日 16時) (レス) id: 98fe04cf32 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 続き気になります！これからも頑張って！ (2015年7月27日 14時) (レス) id: b0cc2ec2d5 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - お気に入りにポチッと…更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年4月7日 8時) (レス) id: a7fa7f3826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆく | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sweetspice-yk/
作成日時：2013年4月4日 17時
