第９７話 ページ1
A「晴矢のばか」
南雲「だから、俺は緑川から何も聞いてねえって」
怒鳴りに怒鳴った後、私はソファーの上で
体操座りをしていた。
今日はツイてなさすぎる。
どっかのチューリップ頭のせいで貧血を起こすわ
そのおかげで今日は1日授業受けれなかったし
帰りには柄の悪い奴らに絡まれ
そして今、学級委員の仕事をリュウジに
任せっぱなしにしてしまった……。
A「はあー……」
基山「Aちゃん、気に病んでも仕方ないよ？」
基山は私の目の前に立ち、顔を覗き込む。
基山は私を慰めてくれようとしているのだろうか。
なんて頭の隅っこで思う。
A「何よ」
私の顔を見ながらニコニコする基山。
正直言って、何を考えているか分からない。
基山「今日の夜ご飯何がいい？」
A「それかよっ」
何を言い出すと思いきや、基山が口にしたのは
夜ご飯についてだった。
少しでも心配してくれたのだろうか
なんて考えた自分が馬鹿らしく思える。
A「んー……。 パスタ」
いきなり何がいい？なんて聞かれて
私は1番最初に思いついた物を言う。
基山「種類は？」
A「お任せで」
流石にパスタの種類まで決める気力は今ない。
基山「じゃあ俺が好きなの作るね」
A「どうぞどうぞ」
私は土砂降りの窓の外をぼーっと眺めながら
返事する。
そこで1つ、私はあることに気づく。
A「あっ、リュウジ傘持ってないんじゃ……」
こんな土砂降りの中を走れば、誰だって
風邪をひくはずだ。
私は不安を募らせた。
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きなこもち - 面白いﾃﾞｽﾈ！ファイトデス！ (2016年5月4日 20時) (
レス) id: 5c36d154a9 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマロ - 凄く面白いです！更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 0時) (レス) id: 2b4d54ad06 (このIDを非表示/違反報告)
ＲW - お願いいたします。完結まで書いて下さい。ヤバいこの作品！おもしろすぎ！ (2016年3月9日 16時) (レス) id: 98fe04cf32 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 続き気になります！これからも頑張って！ (2015年7月27日 14時) (レス) id: b0cc2ec2d5 (このIDを非表示/違反報告)
媛乃ミカ(プロフ) - お気に入りにポチッと…更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年4月7日 8時) (レス) id: a7fa7f3826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆく | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sweetspice-yk/
作成日時：2013年4月4日 17時
