１８話 ページ21
Aside
暗闇だった。
死んだんだろう。
死んでなくても、ずっとここにいたい。
生きる理由がないんだ。
落ち着く。
温かい。
私の居場所。
足元に、砂場がある。
作りかけのお城も。
手に砂をを取って、続きを作る。
椿「お！Aもうこんなに作ったの！？」
A「うん。」
椿「私も作ったよー！ほら！」
お城の周りには壁と、川があった。
つきちゃんは、私より大きいから、大きなものを作るのが得意なんだって。
この前も、身長が、１４０ｃｍになったって、言ってた。
A「すごいね、つきちゃん。」
椿「そうでしょう！ね！すごいでしょ！」
A「うん。」
つきちゃんに笑いかける。
水をじっとみてると、水面が浮き上がる。
イルカの形になって、つきちゃんの手をくぐる。
椿「わぁっ！」
A「なついてるね。」
祖母「椿、帰るわよ。」
突如、おばあちゃんが来て、つきちゃんを連れて帰る。
椿「えっ、おばあちゃん、Aは？」
祖母「そんなものはもういいの。」
つきちゃんは、おばあちゃんに手を引かれ、帰った。
ずっとこっちを気にしたまま。
次に迎えにくるのは、私だろう。
そう思って、待っていた。
迎えに来てくれたのは、お母さんだった。
家に帰ると、お姉ちゃんはいなくて、
おばあちゃんが、家に居た。
お父さんと、喧嘩していた。
A「お姉ちゃんは？」
祖母「椿はあなたと違って優秀だからもうあなたと会わせられません。
出来損ないが移ります。」
父「Aは、部屋に戻っていなさい。」
A「はい。」
部屋に行っても、お姉ちゃんはいなかった。
夜は、ずっと怒鳴り声とか響いてて、
耳を塞いでた。
「あの子は暁家初代と同じくらいの霊力をもっている、それを使わないのは愚か者だけです！」
「あの子は普通の子だ！」
「いえ！普通ではありません！
………あなたは昔から出来損ないだと思っていたのに、更にひどくなって。
あの女狐に感化されましたね。」
「あなたはひどすぎる！お母さん、あの子は私達の子供です！誘拐ですよ！」
「あの子がいれば、暁家はまた繁栄できる！
その上、あの子は妖術も使える。
私があんなものに触れるなんて、吐き気がするほど嫌なのに、面倒を見てやると言っているのです、感謝しなさい。」
「返してください！」
――――――つきちゃんのこと？
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ゆうこりん。(プロフ) - 阿梨洒さん» うぉう！？本当ですか！？どこですかね！？ (2017年8月22日 17時) (
レス) id: 749403c5d3 (このIDを非表示/違反報告)
阿梨洒(プロフ) - 審神者の名前が刀剣の名前になってるけど…？ (2017年8月22日 13時) (レス) id: f7b3bf46d3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこりん。(プロフ) - 紅桜さん» そんなに感動していただけたのなら光栄です。私も、過去編を書きながら、泣いてました。(何してんだよ)では、これから、鶴丸との話なので、鼻からケチャップが出てくるように頑張ります！ (2017年8月15日 19時) (レス) id: 749403c5d3 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - これ読み終わった後、視界がボンヤリして、目から塩水がボロボロこぼれ出てきました…。すごい感動しました！ (2017年8月15日 3時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこりん。(プロフ) - るこあ。さん» ご愛読頂きありがとうございます！(絶叫)そう言って頂けるととても嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年7月24日 23時) (レス) id: 3837e12811 (このIDを非表示/違反報告)
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