嫉妬 ページ13
……
「…………A？」
『は、はい……っ』
「これは……どういう事かな？」
『ぇ、えぇと、』
後ろには壁。前には夏油。夏油の手は私の首筋にある。
何でこうなったんだろう切実に。
＿＿＿＿＿ハイ、数分前に遡ってみましょう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ハッキリ言おう。
私は、体術に自信が無かった。
今までの呪霊との戦いはスピードと術式、それと避ける事により祓っていた。
だからパワーはもやしと言っても過言ではない。ていうかもやしである。
だから夏油に教えて貰うことにしたのだ。
硝子？？？断られたよ？駄々こねたけど同情されるだけだった。私の心に見事にファニーボーンしたよねあの視線は。
悟？いや無理でしょ論外だよ。前の事があって無理なの顔合わせたくないの恥ずかしいの。
つまり消去法で夏油になった訳だけど。
『……な、何でそんなに満面の笑みなんだい…』
「ふふ、頼ってくれるのが嬉しいからだよ」
『そっ、そう…』
夏油怖い。
何かニコニコしていてもう怖すぎないかい？？
そうして体術を教えてもらう事になった訳だけど。
『ぁ、あの、夏油？この体勢は…？』
「ん？何か問題があるのかい？
…体術を教えてあげようとしてるだけなんだけれどな」
『っっそこでっ喋らないで、』
「聞いたのはAなのに…ふふ、わがままだなぁ」
後ろから抱き締められるようにして密着してくる夏油に体中が熱い。ていうかもう暑い。
「とりあえず後ろから拘束されても解ける方法を教えようか」
『呪詛師対策かい？そんなのに負ける程ヤワではないけど…』
「そう？まあそうは言っても体術を身に付けておくことに損は無いだろう？」
『まあ……』
とりあえず私が習ったとおりに…というか自己流の体術で夏油の腕を掴んで抜けようとしてみる。
………………って、ん？？
あ、あれ。
『げとっ…ち、からっ、つよ、い……っ！』
「！」
ぐぐぐっ…と、腕に力を入れると、髪がはらりと前に流れた。すると、
くるっ、と急に振り向かせられて。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿スダンッッ！！
『うわっ！？』
壁に、押し付けられた。
こうして先の事態へ…冒頭へと戻る。
『げ、夏油…？どうしたんだい、？』
「私はこの痕の事を聞いてるんだけどな？？」
『ﾋｪｯ､』
こ、怖い。夏油怖い。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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てちあ(プロフ) - 早急に｢ゆりなんぽん｣というアカウントに返信したものを削除願います。他人のものもです。お願いします。 (2022年3月23日 2時) (
レス) id: 0d6806340a (このIDを非表示/違反報告)
せりな(プロフ) - とても面白い作品です！きゅんきゅんです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年6月24日 18時) (レス) id: 89932c3d9c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - ゆりなんぽんさん» これから続編に行きます！！楽しみにしてくれると嬉しいです！！という事です！分かりにくかったら申し訳ない笑 (2021年5月8日 14時) (レス) id: 23756b334c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - まあ感じ方は人それぞれですよね！ディープキスは耐えられなかったんだと思います！読者様に純粋で可愛らしい方が多かったという事で！そして続編でも是非是非応援して下さると有難いです！！！ (2021年5月8日 14時) (レス) id: 23756b334c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - きらりさん» コメントありがとうございますー！！いやぁ大好きだなんてそんな……めちゃ嬉しいです！！更新頑張ります！！コメントありがとうございます！！！ (2021年5月8日 11時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年5月1日 19時
