ついに ページ27
時間はあっという間に過ぎ去りもう夜になっている。
さて、問題は明日だ。誰とも話さず学校生活を過ごす。休むのも一つの手だが、それは私が逃げたみたいだし、何かされそうで怖い。
話しかけられて私もそれに答えるのもおそらく駄目だろう。「必要以上」とは言ったが、そのあとに三毛縞先輩が「俺以外の人と話したら」と言っていた為だ。ということは、話しかけられてもスルー。え??思ったより辛いわ、これ。こういう精神的なダメージも負うのか、明日は…
『そうだ!L〇NEで…!』
私の考えは事前に明日のことについて話すことだ。ヤンデレをスルーとか三毛縞先輩からは助かっても他の人に捕まってしまうかもしれない。
私は2年生だから2年生のグループに…、1年生は2年生の人から伝えてもらえる人に伝えてもらおう。3年生は……三毛縞さんがいるから口が滑ったらなんやらで迂闊にバラされたら困る。3年生には誰にも伝えないほうがいいのだろうか…?
ぽちぽちぽち、と事情を文にしチャット画面へ送る。
そうするとすぐさま返信が付きみんな把握してもらっているようだ。
1年生の子にも伝えてほしいとも送っておいた。
ちなみに三毛縞さんのことについては書いていない。それについてしつこく聞かれたら嫌だしな。
『…大丈夫だよね』
あとはもう寝るだけだったので、大きな不安を胸にしてベッドに沈み込んだ。
信用していたある人が「厚意」で裏切るような行為をしていたなんて知らずに……
〜
朝、窓から差し込んだ優しい日差しで目が覚めた。
『…いい起き方』
心地良い朝ではあったけど、心は全然心地よくはない。
とりあえず学校に行こう。事情は話しておいたから多分、大丈夫なはず。
〜
学校についたのはいいものの、問題がある。
「Aさぁん♪昨日はよく眠れましたか〜??」
「寝不足は肌の調子が悪くなるからね。女の子の敵だもんね♪」
なんか妙に三年生に話しかけられる!!!!
いつもは一つの話題で終わるのに永遠に話が続く…私は無視を決め込んでいるがもうそろそろ心が痛む。ちなみに今話しかけてきているのは日々樹先輩と羽風先輩だ。
ああ、これ三年生の先輩方にも言っておくべきだったな…
無視を決め込んで教室へ向かう私といつまでも追いかけてくる二人。なかなかシュールだ。
そんな私達を影から見ている存在がいて──
「ああ、可哀想なAさん。
俺は、君の考えていることなんて全部お見通しなんだよなあ
さて、Aさんは耐えられるかなあ…☆」
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アテネ - himeruさんを出してくれてありがとうございます (9月26日 7時) (レス) @page37 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - いつも作品見させてもらってます!リクエストなんですが、良かったら逆先夏目くんを出して欲しいです!更新頑張ってください! (8月30日 21時) (レス) id: 69411785f6 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - めちゃくちゃ好きなお話です!リクエストなんですがこはくくんと一彩くんを出して欲しいです! (8月30日 19時) (レス) id: f530bd8429 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - アテネさん» コメントありがとうございます!了解しました〜!少々お待ちを…! (8月29日 17時) (レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
アテネ - himeruさんを出してください (8月28日 16時) (レス) @page10 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星空 | 作成日時:2022年2月5日 9時