八話 ページ10
数馬「やっぱり…大丈夫ですか？」
『なんで分かったの？』
数馬「くしゃみと咳がこっちの部屋まで聞こえてたんですよ？」
聞こえないほうがおかしいよね。あんだけ連発していたというのに。
少し気恥ずかしくてあははと目を逸らしながら笑う。
数馬「あはは〜じゃないですよ…風邪引いたんだったら言ってほしかったです」
『いやだってさ、部屋押しかけてきそうじゃん…みんなに風邪移したくないし』
みんなに風邪を移したくない、というのも本心なのであるが実はもう一つ、"一人で大人しく寝てたい"という気持ちもあったのである。
いつものあの様子じゃ、部屋に押しかけてきたところで寝かせる気はないのだろうし(言い方)
数馬「はぁ〜…Aさんは優しいですね。
周りの事も考えているし、それに──僕の事も忘れたりなんてしない」
『え、数馬君のこと忘れるわけないじゃん』
ほぼ即答だったと思う。
数馬の事を忘れるわけがない。影が薄いと嘆いていたこともあったけど、それは忍者にはとても向いていることだと思う。本人は気にしているけど。
数馬「っ…あ、ありがとうございます。
とりあえず、氷枕を持ってきたのでこれを枕にしてください。あとでお粥も作ってきますので…」
『わぁ、氷枕なんて初めて。私氷枕じゃなくて冷えピタだったからなぁ〜』
数馬「冷え、ぴた…？」
『熱出たときにおでこに貼るやつだよ〜』
数馬「そうなんですね。どんなものか気になりますね…
あっ、とりあえず。もっと具合が悪くなるようだったら呼んでくださいね。
これでも僕、保健委員なので！」
そう言ってニカっと笑った数馬君は、とても頼もしく見えた。
『…うん。どうもありがとう』
──
数馬「Aさんと、二人っきりになれた…」
そう小さく呟いた数馬の顔は赤かった。
このあと部屋に戻ると他の三年生から「ずるいぞ〜！」と言われたり質問攻めをされたんだとか…
───
皆様お久しぶりです…8ヶ月ぶりですね
間を開けすぎました、本当に申し訳ございません
最早この作品をお気に入り登録したことでさえ忘れたが人多いんじゃないんでしょうか(？)
この作品にコメントが届いていたのをつい先程知りまして。
その方のおかげで書く気力が湧きこうやって書くことができました。本当にありがとうございます！
コメントって本当に励みになりますね…
とりあえず、これからはあまり間を開けずに頑張っていきますので、これからもどうぞよしなに…！
byらん
2021·9/18
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星空(プロフ) - Kira_Leisさん» 返信遅れて申し訳ありません！！わあああ嬉しいですありがとうございます！！😭😭3年生いいですよね…！！✨ (1月2日 11時) (
レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
Kira_Leis(プロフ) - コメント失礼します！3年生箱推しなのでまじで尊すぎです...! (10月30日 10時) (レス) id: d36c2eac99 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 有栖川鳴花さん» コメントありがとうございます〜✨そう言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます🥰 (10月29日 8時) (レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
有栖川鳴花(プロフ) - 初コメ失礼します！推しがいっぱい尊すぎますありがとうございます (10月28日 22時) (レス) @page15 id: 4bfc268a17 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 杏。さん» コメントありがとうございます！えっ待っててくださったんですか😭有り難すぎる😭そう言ってもらえて本当に嬉しいです…！不定期ですが頑張ります✨ (2022年7月27日 12時) (レス) @page14 id: 5e483aeaf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空 | 作成日時：2021年1月3日 10時
