三話 ページ5
母〈いいよ、困ってる子達を見捨てるほどの薄情者じゃないからね〉
語尾に音符が付きそうな明るさでそう言った。軽いなぁ…
『ありがとう！こっちで説明しておくね』
母〈うん、じゃあ切るね〉
まさかこうも簡単に了承してくれるとは思わなかった。なんというか、もっと私が説得して母が渋々……って感じかと思った。
『じゃあ…この家に帰る方法が見つかるまでいていいよ』
左門「！ありがとうございます！」
三之助「よかった〜……安心」
作兵衛「お前ら方向音痴でAさんに迷惑かけるなよ…」
『これからしばらくの間、よろしくね』
***
作兵衛Side
本当に突然のことだった。
"天才トラパー"と呼ばれる綾部喜八郎先輩が掘った穴に俺達が落ちたと思ったらここにいた。
俺たち五…違う、六人が一気に落ちるぐらいだから相当デカかったんだろう。突然のことだったから大きさもよく分からなかった。
本当に信じ難い…。
どうやら摂津国は今で言う"ひょうごけん"といい、忍術学園の事は知らないらしい。いや、知ってたら知ってたで忍術を学ぶ学園としてはダメなんだろうが…
Aさんが言うからにはどうやらここは室町幕府から500年以上経ったレイワという時代らしい。
確かに家の造りも全然違うし、さっきAさんが耳に当てていたあの長方形の箱のようなモノ…。
一体何をしていたんだろうか？独り言…では無さそうなんだよな…まさかテレパシーだったり？
俺達は本当にタイムスリップしてしまったんだな…
とりあえず、今はAさんのご厚意に身を委ねるとしよう…
***(元のSideへ)
さて、ああ言ったものの…部屋をどうするか…。
そういえば空いてる部屋が一部屋あったな…そこ掃除するとするか。
ｶﾞﾁｬ
『うわぁ、ずっと使ってなかったから少し埃がすごいな。よし、頑張って掃除しよっと』
藤内「Aさん？」
『わ、藤内くん…どうしたの？』
普通にビックリした。ぬっと出てきたなこの子。
藤内「いえ、Aさんがいたので来ました。その道具…掃除でもするんですか？」
『うん、そうだよ。藤内くん達が使う部屋をここにしようと思ったんだけど…流石にこのまま使わせるのも苦だし、きれいに掃除しようと思って』
藤内「それだったら僕も掃除しますよ！」
気が利く子…優しいなぁ…そういえばこんな感じの子がタイプだったっけ。
『いいの？ありがとう、よろしくね』
藤内「はい！」
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星空(プロフ) - Kira_Leisさん» 返信遅れて申し訳ありません！！わあああ嬉しいですありがとうございます！！😭😭3年生いいですよね…！！✨ (1月2日 11時) (
レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
Kira_Leis(プロフ) - コメント失礼します！3年生箱推しなのでまじで尊すぎです...! (10月30日 10時) (レス) id: d36c2eac99 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 有栖川鳴花さん» コメントありがとうございます〜✨そう言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます🥰 (10月29日 8時) (レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
有栖川鳴花(プロフ) - 初コメ失礼します！推しがいっぱい尊すぎますありがとうございます (10月28日 22時) (レス) @page15 id: 4bfc268a17 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 杏。さん» コメントありがとうございます！えっ待っててくださったんですか😭有り難すぎる😭そう言ってもらえて本当に嬉しいです…！不定期ですが頑張ります✨ (2022年7月27日 12時) (レス) @page14 id: 5e483aeaf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空 | 作成日時：2021年1月3日 10時
