十一話 ページ13
今現在抱きついている藤内くんの頭をよしよしと撫でていると、藤内くんは嬉しそうに顔を緩ませた。
うわ〜〜可愛すぎる。危うくショタコンの道を開いてしまいそうだ。
誰だって嫌いじゃなければこんな可愛い男の子に抱きつかれたりしてこんな事を言われたら可愛くて仕方ないと思うはずだ。
にしても、中々離してくれない。ぎゅぅっ、抱きつかれていて段々と苦しくなってきた。
『もうそろそろ離れようか…？』
「まだ…！まだですAさんっ、Aさん成分を補給させてください〜！！」
『私成分とは』
突然どうしたこの子。そして私成分とは。(2回目)
もしかしたら疲れているのかもしれないと思い、それなら寝かせないと！……そんな考えに至った私は強制的に手を緩ませ藤内くんを抱っこした。
「わう！？な、Aさん！？」
『おねんねしようね〜』
裏声でふざけながらそう言ってみる。すると藤内くんはぷりぷりと起こり始めた。
「赤ちゃん扱いしないでください〜！」
「疲れてるんじゃないの？」
『Aさん不足でイライラはしてましたけど…疲れてはないです〜！』
私の腕の中で講義する藤内くん。
別に疲れてはなかったらしい。でも突然そんなことを言わないような子が「〇〇成分」とか言い始めたら変だと思わないかい？例えるなら 全く冗談言わない子が突然冗談言ってきて周りが真に受けるとかそういうやつだよ。
『勘違いしてた。ごめんね』
と言い藤内くんを降ろす。
すると今度は別に降ろしてほしいとは言ってなかった…と残念そうに呟いていた。
子供扱いするなって言ってなかったっけ。私は一体どうすればよかったのだろうか。
「お〜い、とうな……ってAさん？帰ってきていたんですね」
次に出てきたのは孫兵くん。
藤内くんに用があったのだろうか、藤内くんの名前を言いかけて私の存在に気づいたようだった。
「何をしていたんですか？」
「んふふ…これは俺とAさんだけの秘密。Aさん可愛かった」
「はぁ！？まさかそれって！」
『ちょっと！？語弊があるような言い方辞めてほしい！！』
何をしていたかと聞く孫兵くんに誤解しか生まれない言い方をする藤内くん。
それを聞いた孫兵くん、キレる。私は焦る。
言った本人は恍惚の表情で私を見つめている。何だこのシュールな絵面。
「Aさんは、僕よりも藤内の方がいいんですか
僕だってジュンコのことが大好きですけど、人間…恋愛対象としてAさんのことを慕っているのです」
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星空(プロフ) - Kira_Leisさん» 返信遅れて申し訳ありません！！わあああ嬉しいですありがとうございます！！😭😭3年生いいですよね…！！✨ (1月2日 11時) (
レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
Kira_Leis(プロフ) - コメント失礼します！3年生箱推しなのでまじで尊すぎです...! (10月30日 10時) (レス) id: d36c2eac99 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 有栖川鳴花さん» コメントありがとうございます〜✨そう言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます🥰 (10月29日 8時) (レス) id: 1b249669ed (このIDを非表示/違反報告)
有栖川鳴花(プロフ) - 初コメ失礼します！推しがいっぱい尊すぎますありがとうございます (10月28日 22時) (レス) @page15 id: 4bfc268a17 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 杏。さん» コメントありがとうございます！えっ待っててくださったんですか😭有り難すぎる😭そう言ってもらえて本当に嬉しいです…！不定期ですが頑張ります✨ (2022年7月27日 12時) (レス) @page14 id: 5e483aeaf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空 | 作成日時：2021年1月3日 10時
