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マレ「A」
落ち着いた声と、頭に心地よい温もりを感じながらAは目を開けた。
A「……んん、、?」
マレ「おはよう、ぐっすり眠っていたな」
A「あ、、、お兄様…
頭撫でてくれてたの?有難う」
目をこすりながら周りを見渡すA。
テーブルの上には食べ切れていないお菓子が____
A「あら、、、??お菓子は食べ切ってなかったはずなのに」
無かった。
マレ「リリアがこのままにしておくのは良く無い、と全て寮の冷蔵庫に持って行ったんだ。帰って来てからお前とティータイムにしようと思ったんだが…
もうそんな時間ではないからな」
A「えっと…私、何時間ぐらい寝てたの?」
マレ「まあ、僕達が寮を後にしてから…6時間ぐらいか?」
それを聞いたAは慌てて時計を見た。
短い針は8を指している。
A「いけない、こんなに寝ちゃって…
ねえお兄様、もうディナーは取ったの?」
マレ「いいや。リリア達もまだ取っていない。せっかくだからAと共にしようと考えてな」
A「……!!本当?嬉しい、お兄様大大大好き!!」
マレ「ふふふ、僕もだ、僕の愛しいA」
そしてマレウスは物凄い勢いで飛び付いてきた妹をばっちり受け止めた。
マレ「さあ、早く談話室に向かおう」
A「ええ!」
。
。
A「…良かった……
どうせ私は何処にいても同じなのかなんて思っちゃったわ…。」
少女は誰にも聞こえない様に呟いた。
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作者名:ましゅまろ!! | 作成日時:2023年11月28日 0時