妖界ナビ・ルナ～私は伝説の子～ (ページ23)

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第１.１８話　スネリのチョーカーともっけのメダルページ23

「私がしていたように、首に着けてチョーカーにしてみて。
そう、それでちょうど月の部分で第３の目をふさぐようにするの」

そうして、皮ひもをチョーカーのようにして首にむすんだ
途端、力がふわっとぬけていくよな感じがした。

「このチョーカーは、
かさぶたのかわりに第３の目を封じてくれるの」

「……なぜ、これを持っていたの?」

「ずっと昔、私が小さい頃、あなたのお母さんが生まれる前、
私の母からもらったの。伝説の子が生まれた時に、

これをさしあげろと。代々ゆずり受け継がれたものらしいの。
伝説の子を守るという言葉と共に」

「そんな昔から必ず私が生まれるとわかっていたの?
それに、私を守れと?」

「えぇ、そうよ」

「おいらもそうだ。赤ちゃんの頃から、
伝説の子を守るように言われて育ったんだ。

おいらは、生まれてもいない子供のことなんて、
どうしてわかるのかと半信半疑だったけどね。

でも、その時に渡された物はちゃんと持ってきたぜ」

もっけは、そういって私の肩に止まると、
いきなりくちばしをひらいて、「ぼ～」っと鳴き始めた。

「な、なに……!?」

と、もっけを見てみると口の中になにか光る物が見えた。
怖々、手を伸ばして取り出す。

「取れたか? あぁ、それそれ」

「…………。このメダルの役割って?」

まずは収納場所がおかしいと思うわけだが。

「知らねえよ。赤ん坊の時にもらったんだぜ。その時から……」

「ずっと口の中だったの!??」

「……まぁ、ね。でも平気だよ。
食う時も特に邪魔には感じなかったから」

そして、問題点もおかしい。