♪ ページ7
読めない、というよりは文章の所々に日本語が混じっている。
＃る？＆さ＄＃※
みたいなかんじ
本の題名は読めたのに
「あとで一応、オペラさんに伝えておきましょうか…。」
ということで比較的挿絵がある図鑑を読むことにした
“使い魔の足跡図鑑！〜スタンプコンプリートシート付！〜
すたんぷ、こんぷりーと、
カタカナはあまり好きではない。
少し理解するのに時間はかかったが、どうやらシート自体が特殊な紙になっており、
使い魔と承認されている生き物が触れると跡として残るようになっているらしい
なんという優れモノだ。
オ「A様、失礼します。入ってもよろしいでしょうか」
丁度良いときにオペラさんが部屋に来た。
「どうぞ、！」
オ「失礼します。お洗濯物のなかにこちらが混ざっていたので。」
渡されたのは、彼からもらった大切な婚約指輪だった
「ありがとうございます！！大事なものなんです！」
受け取った時に違和感を感じたが、特に何もなかったので左手の薬指につける
いつ見ても、美しいシルバーだ。
高価なものなのに、無理をして買ってくれた
今は約束を信じて、奇跡を願うしかできない
彼の安否をいまだ知ることができていないことにやるせなさを感じた
「A様、そちらは貰い物なのですか？」
「はい。婚約者に頂きました」
「…。ご年齢は16と聞いておりますが」
「？そうですが…」
「イルマ様は平均結婚年齢は20代とおっしゃっていましたが、もしかして、、、」
オペラさんがあごに手をおいて何やらブツブツと呟く。
もしかして、何なのでしょうか
「A様がお持ちのあの本は、“デルキラ様”が作られたのかと」
「でるきら、様？」
魔術も万能、というわけではないらしい
人間を悪魔にする
魔界に連れてくる
時代を超える
それを全部やるのは至難の業であり、相当魔力量が必要なのだとか
「こうして教師寮に転送されたのは“奇跡”ですね」
失礼しました、とオペラさんは出ていった。
冷静になって考えたのはこのタイミングが初めてかもしれない
どうしてそんなに凄いものが、瓦礫の下なんかに埋もれていたのか
前の持ち主は、どうやって手に入れたのだろうか
文字が読めないこと、オペラさんに伝えそびれた(泣)
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ゆきず(プロフ) - 保存料さん» ありがとうございます！モチベになるので感想コメントとても嬉しいです。亀更新ですがこれからもよろしくお願いします(*'')♡ (9月2日 8時) (
レス) id: f12aa8a183 (このIDを非表示/違反報告)
保存料(プロフ) - 戦後まもない日本から転生という設定が面白かったです！これからどうなるんだろう…続き待ってます🥲❤️ (9月1日 0時) (レス) @page3 id: cbc051c5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきず | 作成日時：2023年8月30日 23時
