♪ ページ4
「…。」
「…。」
いや、気まずい。
〜数分前〜
オ「A様、お待たせしました。
この方が、合わせたかった人です。」
オペラさんの後ろからサッと前に出された青髪の男の子は「えっ!?」といいながら私を見た。
「あ、えっと、イルマです。おじいちゃ、じゃなくてサリバンさんの孫です。」
よろしくお願いします、と言いながら律儀に礼をした。
何この子すごくかわいい
オ「では、私は朝食の準備をいたしますので失礼します」
イ＆A「「えっ」」
初対面の二人を放置、ですか...？
〜〜
今に至る
「あ、えっと私はAと申します。人間だったものです、
入間さんは悪魔ですか？」
とりあえず話題をふってみる
「僕は、人間界から両親に売られて、なので人間です。」
この世界にきて初めて人間に出会ったから、ものすごく安心した。
「Aさんは、おいくつですか？」
イルマくんの方から話題を振ってくれた
「今年で、16になります。」
「じゃあ僕の方が年下なので、敬語使わなくて大丈夫ですよ！」
“お姉ちゃん”ですね！
...何この子すごくかわいい(二回目)
「そうなの？じゃあそれでよろしくね。
イルマ」
サ「孫が、かわいい(泣)」
イルマとビクッとして扉の方を見ると、カメラを構えたオペラさんと大号泣しているサリバンさんがいらっしゃった。
イ「おじいちゃん、いつからいたの？！」
サ「Aさんはおいくつですか？の辺りから！」
イ「ほぼイントロじゃん！！」
こういう状況を何というか、婚約者の彼から教えてもらったことがある
“カオス”だった気がする
オ「サリバン様、お二方にお伝えすることがありますよね。」
サ「あ、そうだった！」
「あのね、やっぱり魔界で生きていくためには知識が必要、だから
悪魔学校、通わせてあげる！！」
イ＆A「「えぇぇぇぇぇぇっ！！」」
サ「ちなみに、明日が入学式だから！これが制服で、これがかばんね！！」
心の準備だけよろしく〜と言いながら帰っていった。
仕事らしい
「学校…！」
貧乏というほどではなかったが、労働力であり長女の私は学校に行かせてもらえなかった。
母や祖母から家事を学び、読み書きと計算は兄に教わり、英語は彼に教わった
教養は身についたが、それでも学校に行く自分と同じくらいの女の子たちを見て羨ましいと思っていた。
あの子たちのように、自分も学校に行けるんだ
イ「え、お姉ちゃん？！」
気付けば、涙がこぼれていた。
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ゆきず(プロフ) - 保存料さん» ありがとうございます！モチベになるので感想コメントとても嬉しいです。亀更新ですがこれからもよろしくお願いします(*'')♡ (9月2日 8時) (
レス) id: f12aa8a183 (このIDを非表示/違反報告)
保存料(プロフ) - 戦後まもない日本から転生という設定が面白かったです！これからどうなるんだろう…続き待ってます🥲❤️ (9月1日 0時) (レス) @page3 id: cbc051c5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきず | 作成日時：2023年8月30日 23時
