♪ ページ15
イルマの右手が見知らぬ悪魔の首にまわり
首を押さえつけられた悪魔は吐血している
イルマが、人を殺めた
誰もがそう思わざるを得ないだろう
「イ、イルマ…」
「あわわわわ」
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「ほんまかんにんなぁ」
飛行試験、処刑玉砲と二回のランク昇級試験を終え、早いもので師団勧誘の時期になった。
やはりこの学校は悪魔の学校なのだと、最近のことを振り返りながらしみじみと感じる。
ちなみに処刑玉砲ではイルマとは別のチームになり、誰かが投げたボールにあたってアウトになった。
私以外みんな一度は、子供のころにやっているらしい。
こっちは兵隊ごっこと花冠づくりが主流なんだから、経験者にかなうわけがなかった。
指輪の方は、相変わらず若干の黒ずみが目に付く程度
日のもとに照らせば、銀色に輝いていた
そんなこんなで怒涛のルーキーハントが落ち着いてきた今、師団見学中にイルマが急に暴走してぶつかった、先輩の所属師団にお邪魔している。
ダリ先生の煽り放送がなければなあ、一年生ももっと穏やかに見学できただろうに。
「ここではいろんな魔具を作ってるんよ」
「魔力が少ない悪魔でも、対等になれるように」
キリヲ、という先輩がイルマと私に説明する
「すごい、ですね…！！」
キラキラした目でみるイルマと共に、私も少し興味を持った。
その結果、アズ君、クララちゃんも含めた四人が
「魔具研究師団」に所属することとなった。
「新入部員が、よにん、、も」
バタッ
先輩は吐血したが、なんとか居場所を確保できたので良かった。
イルマたちは急いでかけよって呼びかけたり、血を拭いたり、胸の上にのったり(クララちゃん)していた。
「なんか、この先輩怖いんだよなあ。」
私の口から漏れた独り言は、誰にも聞かれずに
先輩が気絶した慌ただしさにかき消された。
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ゆきず(プロフ) - 保存料さん» ありがとうございます！モチベになるので感想コメントとても嬉しいです。亀更新ですがこれからもよろしくお願いします(*'')♡ (9月2日 8時) (
レス) id: f12aa8a183 (このIDを非表示/違反報告)
保存料(プロフ) - 戦後まもない日本から転生という設定が面白かったです！これからどうなるんだろう…続き待ってます🥲❤️ (9月1日 0時) (レス) @page3 id: cbc051c5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきず | 作成日時：2023年8月30日 23時
