♪ ページ2
とにかく、誤解をとかないとこの世界でも焼かれてしまいます…
焦りから手元に目を落とすとあの例の本があった
とっさにそれを拾い上げて適当にページをひらき、炎をまとった人(？)に見せつけた
「あの！これを試して、気付いたら、ここにいたんですけど、」
恐怖から拙い言い方になってしまったが、炎の人は本の中身を見て驚いたような顔をした
どうやら、伝わったようだ
「え、君もしかして人間？」
「はい、でも今もそうなのかはよくわかりません」
儀式を試して気付いたらここにいたので、というと炎の人はぶつぶつと何かを言いながら炎とその後ろの生き物をしまった。
「とりあえず、ついてきて」
危機は、乗り越えられた…？
連れてこられた場所は先程の場所から少し離れたところだった。
「校舎に行くよ」と言われ一度外に出たが、改めてここは日本ではないことを実感した。
校舎に入り、しばらく歩くいたところで炎の人は立ち止まり
“生物学準備室”
そう書かれた札が下げられた部屋の扉を叩いた
「イフリートです。バラム先生いらっしゃいますか」
中からどうぞーという返事が返ってきたので二人で入る
入ってすぐにイフリートさん？に座るよう言われ、おとなしく座った。
目の前には大きな白髪の人がいる。白髪の人は好奇の目で私をみた
イ「この子が教師寮に急に落ちてきたんです。
危険かどうか判断するためにここに連れてきました」
後ほどツムル先生も呼んできます、と今まで経緯を軽く説明し、本を渡した。
「じゃあ、君の名前を教えてくれるかい？」
「Aです。」
「どこから来たか覚えてる？」
「日本、という場所です」
「君は人間？悪魔？」
「人間です。悪魔になる方法を試したら眠気が襲ってきて
気付いたらここにいました。」
すると、白髪の人は驚いた顔をしてからイフリートさんに
「嘘はついてない、彼女は人間だよ。とりあえず理事長のところに連れて行こうか」
と言い、私の方を向いた。
「ごめんね、急に質問ばかりして。
僕はバラム・シチロウで空想生物学の教師だよ」
立てる？と聞かれ優しく手を引かれた。
イフリートさんが高圧的だったため、優しくされるととまどってしまう。
ここにも、優しい方はいるんだと焦りながらも返事をした。
イフリートさんはバラム先生の言葉に警戒を解いたのか、一度私の頭をなでてから歩いた。
りじちょう、というなれない言葉に緊張しながらも二人の間に挟まれて向かった。
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ゆきず(プロフ) - 保存料さん» ありがとうございます！モチベになるので感想コメントとても嬉しいです。亀更新ですがこれからもよろしくお願いします(*'')♡ (9月2日 8時) (
レス) id: f12aa8a183 (このIDを非表示/違反報告)
保存料(プロフ) - 戦後まもない日本から転生という設定が面白かったです！これからどうなるんだろう…続き待ってます🥲❤️ (9月1日 0時) (レス) @page3 id: cbc051c5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきず | 作成日時：2023年8月30日 23時
