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◇少女の悲痛 ページ13

ヒカル>フゥ・・・。
一つ息を吐いたヒカルは、自分の右手を見詰め握り締めた。
ヒカル>(やれる・・・・・僕は・・・また戦える!)

「終了時間となりました。本日のウォータイム、終了します」

アラタ>良かったなヒカル!お前が戻ってくれば、百人力だぜ!
ポッドから出た後、サクヤと合流してコントロールポッドルームでアラタが言った。その言葉に笑みを見せるヒカル。
ユキジ>・・・・・ヒカル・・・。
ヒカル>ん?・・・・・ユキジ?

ガバッ!

ヒカル>わっ!?
アラタ>え!?
ハルキ>っ!?
サクヤ>ユキちゃん・・・?
突然、飛びつくように抱きついて来たユキジに、ヒカルはもちろんみんなが驚いた。
ユキジ>・・・・・。
ヒカル>・・・ユキジ?
ユキジ>・・・・・馬鹿は・・・アラタだけで充分だ。
ヒカル>え・・・。
ユキジ>・・・・・無茶ばっかりして・・・こっちの気持ちも知らないで・・・。
この時、ヒカルはあのウォータイムでユキジが言っていたことを思い出した。

「今回のウォータイム・・・ヒカルは下げるべきです」

「嫌な予感がするんです。ヒカルは今回のウォータイム、見送るべきです」

それに対して、自分が言ったことも・・・。

「僕なら大丈夫だから、君は心配しなくても・・・」

「駄目!」

「・・・・・お願い・・・」

「・・・・・いや、僕は出るよ」

「大丈夫・・・僕なら大丈夫だ。心配しなくてもいい。簡単にはやられないさ」

「・・・・・僕を信じてほしい、ユキジ」

ヒカル>・・・・・心配するなって・・・信じろって言ったのは僕だった。
ユキジ>・・・・・。
ヒカル>でも、結局僕は君に・・・君達に心配を掛けた・・・・・ごめん。
身長が同じくらいだからか、ちょうど横に位置しているユキジの耳元に、ヒカルはささやくようにそう言った。
位置的に彼女の表情は誰からも見えないが、ユキジの肩が小さく震えていることには気がついた。抱きつかれているヒカルには、見ているアラタ達よりもそれがハッキリと伝わって来た。
ヒカル>心配かけて、本当にごめん。
ユキジ>【フルッ】・・・帰って来てくれた。それだけで・・・今は充分。
ヒカル>・・・・・。
震えた声でそう言い、ヒカルの首にまわしてる腕に少し力を加えたユキジが、とても弱い存在に思えた。
ヒカル>っ・・・!
強く抱きしめ返したい衝動にかられたヒカルだったが、そうはしなかった。いや、できなかった。

◆抱き始めた気持ち→←◆バンデットVSバル・ダイバー


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ユリ - 雪神蘭さん» すいませんしたぁぁぁぁぁぁ(スライディング土下座) (2013年10月26日 18時) (レス) id: 5aebc7e0f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - ユリカ♪さん» ありがとうございます!ユキジ「これからも、この駄作者の作品をよろしくな?」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - 雪神蘭さん» ユキジ「お前が一番ウザいよ」アラタ「・・・・・すいません」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ♪ - 初めて読んだけど面白いね!すごく気に入ったよ!続きを楽しみにしてる!ユキジ最高!! (2013年10月26日 17時) (レス) id: 0e98e27daa (このIDを非表示/違反報告)
雪神蘭(プロフ) - ユリさん» アキラ「ウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェ……キエロ」←サキ「気を確かに!」 (2013年10月26日 16時) (レス) id: c3bb65c521 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミサカ美琴 | 作成日時:2013年9月19日 20時

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